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キヤノン、1台で超望遠/接写/広角の3スタイルカメラ展示。スポーツ観戦用も
2020年1月14日 15:10
「CES 2020」のキヤノンブースには、7日に日本でも発表されたデジタル一眼レフカメラ最上位モデル「EOS-1D X Mark III」が登場して注目されていた。それだけでなく、製品化前のユニークな3つのコンセプトモデルが展示されていたので、それらの特徴を紹介する。
キヤノンはこれまでのCESでも、デジタルカメラなどのコンセプトモデルを展示しており、'19年に発売されたカラビナ付きでモニターを省いた「iNSPiC REC」も、その元となるモデルが前回のCESで展示されていた。
今回参考展示されていたのは、「THREE STYLE CAMERA」と「Multi functional Telephoto Camera」、「Multi Style Wearable Camera」の3種類。
「THREE STYLE CAMERA」は、スーパーマクロ、超望遠、超広角の各撮影が1つのカメラで行なえるもの。スマートフォンと組み合わせて利用することを前提とし、本体にモニターは搭載しない形を提案している。
手に持つだけでなく、机などに置いて撮ることも想定しており、撮影スタイルに合わせて本体が変形するデザインが特徴。詳細な仕様は今後検討しながら、本体の小型化なども進める予定だという。
「Multi functional Telephoto Camera」は、スポーツ観戦などで、遠くの選手を拡大して見られる単眼鏡のような使い方を想定したもの。試作機のファインダーは有機ELで、遠くの選手なども鮮明に表示できる。焦点距離は、100~400mmと、800mmで切り替えが可能。その場で観るだけでなく、フルHD動画や静止画の撮影をして後から見返すこともできる。
「Multi Style Wearable Camera」は、腕や体に巻き付けて装着したり、テントに吊るすなど、様々なスタイルで撮影できる小型カメラ。カメラのレンズ部だけのようなデザインが特徴の「180°CAMERA」は、180度の広角レンズを備え、ストラップで体に装着してアクションカメラのような使い方ができる。腕時計型の「DUAL CAMERA」は、通常画角と広角の2レンズを備え、用途に応じて撮影可能。中央に有機ELディスプレイを備える。
身に着けるためのストラップやロープは着脱可能で、様々な長さやカラーのものを用意。体の動きを制限するようなハーネスなどを使わず、自由なスタイルで撮影できるという点を特徴としている。