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パイオニア、ペダリングモニターなどサイクルスポーツ事業をシマノに譲渡

パイオニアは4日、同社が保有するサイクルスポーツ事業資産の一部をシマノに譲渡する契約を締結。サイクルスポーツ事業を収束するとともに、2020年3月末をもってペダリングモニター、サイクルコンピューターなどの販売を終了すると発表した。

パイオニアのペダリングモニターセンサー製品のページ

シマノは世界最大手の自転車部品メーカーだが、譲渡の理由をパイオニアは「当社製品やサービスを利用されている多くのお客様が、シマノ製自転車コンポーネンツを使われていること、シマノ サイクルスポーツ用コンポーネンツはアスリートから高い評価、支持を得ていることなどから、同社へ本事業を譲渡することが、当社の思いである、より多くのサイクルアスリートへの貢献を実現できるものと考えている」とコメント。

今後シマノは、「パイオニアの強みである電子技術やIT技術を取り込み、製品、サービスの機能拡充を図っていく予定」だという。

Webサービスのシクロスフィアを利用しているユーザーに対しては、シマノからの新サービス導入後、移行するようアナウンスする。それまでの期間は、引き続き現行のパイオニアのWebサービスを利用するよう呼びかけている。

また、アフターサービスについては、補修部品をパイオニアが在庫しており、「今後も部品在庫がある場合は従来通り修理対応する」という。