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有機EL採用の「Xperia 10 II」。軽い本体に3カメラ+大容量バッテリ

ソニーモバイルコミュニケーションズは24日、スマートフォンの新たなミドルレンジモデル「Xperia 10 II(マークツー)」を発表した。日本を含む国と地域で2020年春以降に発売する。カラーはブラック、ホワイト、ミント、ブルーの4色を用意。

Xperia 10 II

ディスプレイは従来のXperia 1や8の液晶とは異なり有機ELを採用。6型でアスペクト比21:9のフルHD+(2,520×1,080ドット)。この縦長ディスプレイで2画面操作などができる点や、3つのレンズを持つカメラ、軽量な本体ながら大容量のバッテリーを搭載したことなどが主な特徴。なお、同時に発表したフラッグシップ機「Xperia 1 II」とは異なり、5G通信には対応しない4Gモデルとなる。

トリプルカメラと縦長有機ELディスプレイ

カメラは16mm/超広角/800万画素、26mm/標準/1,200万画素、52mm/望遠/800万画素の3つのセンサーを搭載。明度や彩度をベストに調整するという料理撮影や、滑らかな肌感と忠実な色再現の人物撮影、広いダイナミックレンジで暗いシーンにも対応するナイトモードなど「カメラメーカーならではの画作り」で撮れるという。

カメラ部

21:9の縦長ディスプレイを活かして2画面で別のアプリを使えるマルチウィンドウ表示にも対応。上下に表示したアプリをスムーズに切り替えられる「21:9マルチウィンドウスイッチ」も利用できる。ディスプレイ表面はCorningのGorilla Glass6で、IP65/68防水防塵仕様。背面ガラスを活かした高級感のあるデザインに仕上げている。

ミント

外形寸法は157×69×8.2mm(縦×横×厚さ)、重量は151gで、Xperia 10(156×68×8.4mm/162g)よりも軽くなっている。バッテリーは3,600mAhで、Xperia 10(2,870mAh)やXperia 8(2,760)よりも大容量化した。独自の充電制御技術でバッテリーへの負荷を軽減するいたわり充電にも対応し、2年経ってもバッテリーが劣化しにくいという。

フラッグシップ機Xperia 1 II(左)と10 II(右)のサイズ比較

3.5mmヘッドフォン端子を装備。BluetoothのコーデックはLDACもサポートする。圧縮音源などもハイレゾ相当にアップコンバートするDSEE HXも装備。

SoCはQualcommのSnapdragon 665、メモリは4GB、ストレージは64GBまたは128GB。インターフェイスはUSB Type-C。

天面にヘッドフォン端子
底面
側面

別売オプションとして、前面カバーを閉じたまま通知などを確認できる「Style Cover View」も発売する。カラーは本体に合わせたブラック、グレー、ブルー、ミントの4色。

Xperia 10 II Style Cover View