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ミッドレンジ初の5G「Xperia 10 III」。イヤフォンジャック搭載

Xperia 10 III

ソニーモバイルコミュニケーションズは、Xperiaのミッドレンジモデルで初めて5G通信に対応した「Xperia 10 III」を初夏以降に日本を含む国・地域で発売する。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色。価格は未定。本体色に合わせたスタンド付きカバー「Style Cover with Stand」も展開する。

Xperia公式YouTubeアカウントにて、新製品の紹介ビデオも公開。なお、動画内では「Xperia 1 III」「Xperia 5 III」も同時に発表。「Xperia 10 III」は別記事を参照のこと。「Xperia 5 III」については日本国内での取り扱いは未定となっている。

6型でアスペクト比21:9のHDR対応有機ELディスプレイを搭載。3年経っても新品時と比較して80%を切らない、という劣化しにくいバッテリー(4,500mAh)を搭載。5Gへの対応と大容量を搭載しながら、外形寸法は154×68×8.3mm(縦×横×厚さ)、重量169gで、Xperia 10 II(157×69×8.2mm/151g)よりも縦3mm、横1mm小型化しているのも特徴としている。

上段がXperia 10 III、下段がStyle Cover with Stand。ともに左からブルー、ブラック、ピンク、ホワイト

カメラは16mm/F2.2、27mm/F1.8、54mm/F2.4のトリプルレンズを搭載。動く被写体や暗いシーンを強化したとしている。

標準カメラアプリにて、被写体やシーンを自動で判別して撮影できる「プレミアムおまかせオート」に新しく「ペット認識」を搭載。犬や猫を認識するとシャッタースピードとISO感度を最適化し、フォーカスの合った撮影ができるとしている。

また、子どもなどの動く被写体の撮影に使える高速10コマ/秒の連射機能では、フレームごとに自動で明るさを最適化する機能を搭載した。

21:9の縦長ディスプレイを活かしたマルチディスプレイも強化。最大3画面表示できるようになり、よりスムーズなマルチタスクをサポートするとしている。アプリショートカットやマルチウインドウへのアクセスも簡略化し、使い勝手を向上したとしている。

3.5mmステレオミニ端子を装備。BluetoothコーデックはLDACもサポートする。圧縮音源などをハイレゾ相当にアップコンバートする従来のDSEE HXから、AI技術を利用する「DSEE Ultimate」をXperia 10 IIIでも採用した。

3.5mmステレオミニ端子を備えている

SoCはQualcomm Snapdragon 690。メモリは6GB。ストレージは128GB。インターフェイスはUSB-C。

横置きにして動画視聴などをサポートするスタンド付きカバー「Style Cover with Stand」は、握り心地、触り心地の良い素材を採用。新たに抗菌素材によるコーティングも施している。