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新海誠監督「天気の子」はどうやって生まれた? UHD BD特典の一部公開

新海誠監督の映画「天気の子」。既報の通り、4K Ultra HD Blu-ray/BD/DVDは5月27日に発売されるが、そのコレクターズ版に収録される映像特典「新海誠監督講演会『天気の子』―物語の起点―」の一部がYouTubeで公開された。

「天気の子」Blu-rayスタンダード・エディション
(C)2019「天気の子」製作委員会
新海誠監督講演会「『天気の子』―物語の起点―」

今回公開された映像は、「Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray 同梱5枚組」に収録される映像特典で、2020年1月に都内で行なわれた、新海監督による講演会の一部。

「天気の子」Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組
(C)2019「天気の子」製作委員会

映像の中では、「君の名は。」公開年である2016年から、「天気の子」の企画書に辿り着くまでの約半年間、「天気の子」を構成する要素をひとつずつ集めてきた、“物語の起点”とも言える期間の思考の過程を、新海監督が日々つけている制作日誌を元に辿っていく。

(C)2019「天気の子」製作委員会

監督がどのようなことから作品へ繋がるヒントを見出してきたのか、何にインスピレーションを受けたのかが明かされ、キャラクターの誕生秘話として、小栗旬演じる“須賀”の名前の由来はスガシカオとの対談がキッカケだったこと、初期に “陽菜”と“須賀”の二人の物語として考えていた中で、何か足りなさを感じ「この物語には帆を高く上げる様な気分がほしい」と、日誌に“帆高”とメモしたことが“帆高”の誕生に繋がっていったことなども語られている。

その他にも、作中に登場する印象的なセリフのもとの言葉や、作品のタイトル案の変遷、「天気の子」の核となる大切な要素「テーマ」「キャラクター」「物語」が形作られていくまでの流れを知ることができる。

(C)2019「天気の子」製作委員会
(C)2019「天気の子」製作委員会

BDコレクターズ・エディションの映像特典には他にも、映画が完成するまでの約1年間の制作過程を追ったメイキングドキュメンタリー、作品の設計図ともいえる新海監督によるビデオコンテ、国内や海外での舞台挨拶を記録したイベント記録映像集、本編を見ながらアフレコや楽曲制作の裏側を語りつくした醍醐虎汰朗×森七菜×RADWIMPSによるビジュアルコメンタリー、「新海誠監督×有働由美子 反省会!」も収録。有働による制作現場潜入カメラや、野田洋次郎を加えた鼎談の映像も楽しめる。映像特典の合計は11時間。

UHD BD/BD/DVDの概要

パッケージソフトの発売日は5月27日。価格はUHD BD+BDセットで5枚組のコレクターズ版が12,000円、BDスタンダード版が4,800円、DVDスタンダード版が3,800円。UHD BDはコレクターズ・エディションのみに収録される。発売元はSTORY/東宝、販売元は東宝。

  • Blu-rayコレクターズ・エディション 4K Ultra HD Blu-ray同梱5枚組【初回生
    産限定】(品番:TBR30000D) 12,000円
  • Blu-rayスタンダード・エディション(TBR30001D) 4,800円
  • DVDスタンダード・エディション(TDV30002D) 3,800円

コレクターズ・エディションは、UHD BD本編ディスク、BD本編ディスクに加え、特典BDを3枚同梱。合計5枚組となる。

UHD BD本編ディスクの音声は、DTS-HD MasterAudio 5.1chとDTS-HD MasterAudio 2.0chで収録。さらに、エンドクレジットの「愛にできることはまだあるかい」が英語歌唱版になっているバージョンも英語主題歌版DTS-HD MasterAudio 5.1chで収録する。本編収録時間は114分で、映像はビスタサイズ。特典映像は収録しない。