EIZO、映像クリエイター向けHDR対応27型4Kモニタ「ColorEdge CS2740-X」

27型4K液晶ディスプレイ「ColorEdge CS2740-X」

EIZOは、HDR表示に対応した、映像制作用の27型4K液晶ディスプレイ「ColorEdge CS2740-X」を4月23日に発売する。価格はオープンプライス。直販サイト、EIZOダイレクトでの販売価格は291,500円(税込)。

27型の広い制作スペースに、3,840×2,160ドットの高解像度表示を実現。パネルはIPSで非光沢。3DCG・ゲームなどの動画、映画・放送のコンテンツ制作に適したディスプレイとなる。写真やデザインなどのクリエイティブワーク向けに、昨年10月から販売しているColorEdge CS2740の派生機種。

CS2740-Xの特徴は、新たに映像制作用のHDR表示に対応。映画や放送の国際規格に準じるカラーモードを豊富に標準搭載し、幅広いHDRコンテンツの制作・色確認に活用できる。具体的には、放送向けのHLG、配信・映画制作向けのPQ方式に対応する。

デジタルシネマ規格であるDCI-P3や、4K/8K放送の色基準となるBT.2020など、国際規格で定められた色域とガンマを再現する豊富な映像制作向けカラーモードを標準搭載。DCI-P3で定められた色域を91%カバーしている。カラーモードは、モニターの前面ボタンから簡単に切替えできる。

使い勝手を考慮し、USB Type-Cケーブル、DisplayPortケーブル、HDMIケーブルを同梱。

入力端子は、USB Type-C、DisplayPort、HDMIの3系統を備えている。USB Type-C入力は60W給電対応で、MacBook ProなどのUSB Type-C搭載のノートPCと、Type-Cケーブル1本で接続・給電できる。

その他の性能は、CS2740を踏襲。ハードウェアキャリブレーションに対応し、別売の測色センサーと専用ソフトウェアを使って、正確な色を安定して表示可能になる。ハードウェアキャリブレーションソフトの「ColorNavigator 7」がEIZOのWebサイトから無償でダウンロード可能。USBハブ機能も搭載する。