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パナソニック、スマホ連携進化の「おうちクラウドDIGA」。2チューナで約4.6万円から

パナソニックBDレコーダー「DMR-2T101」(3チューナー/1TB)

パナソニックは、スマートフォンと連携しテレビ番組や写真・動画・音楽が楽しめるBDレコーダー“おうちクラウドDIGA(ディーガ)“の新モデルを6月26日に発売する。チューナー数とHDD容量の異なる4モデルをラインナップ。全機種とも、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4.6万円前後(DMR-2W50)から。

2019年に発売されたレギュラーモデル「DMR-2T100」「DMR-BRW1060」「DMR-BRW560」の後継機種。

アプリ「どこでもディーガ」(iOS 10.3/Android 5.1以降)を使ったスマホ連携機能の強化が主な変更点。新モデルでは、音声による番組の予約や検索、再生に加え、LINE上からどこでもDIGAを起動しての再生も可能になった。なお2T101は、特徴的だった白い箱型の筐体から、黒く薄い一般的な筐体のデザインに変更されている。

4モデルの違いは2K放送のチューナー数とHDD容量の違いで、その他の基本機能は共通。4K放送のチューナーや、Ultra HD Blu-rayドライブは搭載しない。

DMR-2T100の後継機「DMR-2T101」。白い箱型から、横長薄型の筐体デザインに変更された

搭載する地上/BS/110度CSデジタルチューナーは、2T101×3基、2W200/2W100/2W50×2基で、それぞれ3番組、2番組の同時録画が可能。最大15倍の長時間録画モードにも対応し、500GB HDD内蔵2W50の場合、約675時間の番組を録画できる。別売の外付けUSB HDD録画にも対応する。

どこでもディーガを使って外出先から録画予約をしたり、宅内・宅外での録画番組視聴、リアルタイム放送視聴も行なえる。

ディモーラプレミアム会員(月額300円)であれば、スマートフォンで番組を再生中にアプリ画面の「シーン一覧」ボタンを押すと、番組のシーンが一覧表示され、見たいシーンから再生可能。テレビで再生中の場合も、スマホ画面で見たいシーンを選ぶことができるため、スマホをリモコン代わりに使うことができるという。またシーン一覧にネタバレの詳細が含まれている時は、一旦表示を隠しているので、詳細を確認してから見るか、そのまま見るかを選べるようになっている。

BDレコーダー「DMR-2W200」(2チューナー/2TB)
BDレコーダー「DMR-2W100」(2チューナー/1TB)

どこでもディーガが、新たに音声を使った番組予約・検索・再生(スマホ再生・テレビ画面での再生)に対応。録画番組の中から簡単に目当ての番組を探したり、自分の興味のあるワードを音声で検索して番組を録画予約したりなど、番組検索をより簡単に扱えるようになった。

「CLUB Panasonic」のLINE公式アカウントに友だち登録すると、LINEでトークする感覚で気になる番組の検索や録画予約が可能。録画番組の検索やLINE上から「どこでもディーガ」を起動しての再生も行なえる。

音声による番組予約・検索・再生に対応

スマートフォンで撮影した写真・動画を自宅のおうちクラウドDIGAへ転送できる機能を引き続き搭載。データ送信時に最大20字までのメッセージを付けることができ、テレビに表示する際は、写真の全体的な色味に合わせて、自然にマッチする背景と文字色が自動で選択されるようになっている。

離れて暮らす家族のDIGAとスマートフォンをペアリング設定すれば、アプリを使ってスマートフォンで撮影した写真や動画を家族のへ送信することができる。一度の操作で複数台のDIGAへ同時送信も可能。写真・動画を受信すると、テレビ画面で写真・動画の着信を通知。届いた写真・動画はリモコンを操作し、テレビ画面でスライドショー再生できる。

音楽ファイルの取り込みにも対応。音楽CDをリッピングする際にスマホ再生用(AAC 128kbps)、CD音質用(WAV/FLAC 44.1kHz/16bit)、ハイレゾ音質用(176.4kHz/24bit)の3種類のファイルを作成するため、宅外でのスマホ視聴や、宅内でのハイレゾ再生など、接続環境と再生機器に適した音質を選択して音楽が楽しめるという。

BDレコーダー「DMR-2W50」(2チューナー/500GB)

DIGA本体に保存した音楽や写真・動画をBDメディアや外付けUSB HDD、SeeQVault対応USB HDDにバックアップする機能も備える。

購入後の初期設定が簡略化。郵便番号を入力して地域を設定した後、ネットワーク設定を行なえば、チャンネル設定などの初期設定が完了し直ぐに使用可能。接続したテレビがビエラの場合は、HDMI接続し、有線LANでネットワーク接続すれば自動で初期設定が完了するという。

4モデル共にBDドライブを搭載し、MGVC対応BDソフトの再生に対応。4Kダイレクトクロマアップコンバートで最大4K/30p映像が楽しめる。対応するネット動画配信は、アクトビラのみ。

インターフェイスも4機種共通で、HDMI出力×1、USB 2.0×1(前面)、USB 3.0×1(背面)、LAN端子を装備。消費電力は2T101/2W200が約19W、2W100が約18W、2W50が約16W。

外形寸法は、すべて430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2T101/2W100/2W50が約1.8kg、2W200が約2.1kg。

リモコン
DMR-2T101の背面