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Google Play Music、今年後半に終了。YouTube Musicへの移行機能公開
2020年5月13日 11:35
Google傘下のYouTubeは、音楽配信サービスのGoogle Play Musicを2020年後半に終了すると発表、Google Play MusicからYouTube Musicへの移行がスムーズにできる機能を、13日に提供開始した。この機能はYouTube Musicアプリから使用する。Google Play MusicとYouTube Musicに価格の違いはない。
Google Play Musicは2015年9月に定額制音楽配信サービスとしてスタート。その後、2018年のYouTube Musicスタート時に、今後Google Play Musicは収束し、最終的にYouTube Musicへと統合すると予告されていたが、具体的にGoogle Play Musicの収束時期がアナウンスされた。
「当面の期間、両サービスは引き続きご利用いただける。今年の後半に予定しているGoogle Play Musicへのアクセス終了前に、すべてのユーザーがYouTube Musicにコンテンツを移行し、機能に慣れていただけるよう、皆さまへ十分な時間をもって事前通知をおこなっていく」としている。Google Play Musicユーザーに向けて、Google Play Musicの視聴履歴やコンテンツの移行に関する詳しい手順を記載したメールが送付される。
具体的な手順として、iOS/Android向けのYouTube Musicアプリをダウンロード。YouTube Music を立ち上げ、[移行を開始] ボタンをクリックすると、これまでGoogle Play Musicにアップロードした音楽、購入した音楽、追加した曲とアルバム、作成したプレイリストと登録したプレイリスト、高評価と低評価、編成プレイリスト、好みの設定が移行される。
移行すると、更新されたおすすめコンテンツがYouTube Musicのホーム画面に反映される。移行が完了して音楽ライブラリを [ライブラリ] タブで表示できるようになると、メールと通知機能でお知らせが届く。
YouTube Musicでは、5,000万曲以上の公式トラックやアルバム、高音質オーディオや、YouTubeにあるレアな音源、ライブパフォーマンス、リミックスなどが楽しめる。ダウンロード再生機能や、パソコン、スマートスピーカーでの利用も可能。ホーム画面のおすすめや、自分だけのミックスリストを通して新しい音楽と出会ったり、好み、場所、時間帯、移行したGoogle Play Musicの設定に基づいて、マイ ミックス、おすすめのミックス、ニューリリースミックスが表示される。
Google Play Musicユーザーからの意見を基に、YouTube Musicに新機能も導入された。プレイリストに追加できる曲数は1,000曲から5,000曲に増加。Google Play Musicでアップロードした曲や、購入した音楽は、移行後も楽しめるようにした。またGoogle Play Musicでは最大5万曲だったが、YouTube Musicでは好きなトラックを最大10万曲まで追加できるようになっている。
有料メンバーは、曲、プレイリスト、ミュージック ビデオをオフラインに一時保存可能。Androidアプリでは、「スマート一時保存」機能で、自動的にオフラインへの一時保存が可能。[探索] タブにある「ニューリリース」や「ムードとジャンル」のセクションから、新しい音楽やYouTube Musicのプレイリストに簡単に出会えるようにもなっている。
広告が表示されるYouTube Musicは無料で利用可能。広告が表示されずバックグラウンド再生やオフライン再生が利用できるYouTube Music Premiumは月額980円から。YouTubeのすべての動画を広告表示なしでバックグラウンド再生やオフライン再生できるYouTube Premiumは月額1,180円から。