ニュース

劇場・音楽堂における新型コロナ感染拡大予防ガイドライン。一部演出に制限も

全国公立文化施設協会ホームページより

全国公立文化施設協会は、劇場や音楽堂等の活動再開に向け、新型コロナウイルス感染拡大予防対策として実施すべき基本的事項を整理したガイドラインを作成した。ガイドラインでは、感染拡大リスクが高いとされる三密(密閉空間・密集場所・密接場面)環境の発生抑制と予防のための具体的対策が記されている。

具体的には「入場者の制限や誘導」「手洗いの徹底や手指の消毒設備の設置」「マスクの着用」「施設内の換気の徹底」「チケット窓口や飲食施設、物販等でのキャッシュレス決済の推奨」などの対策を列挙。

ほかにも、公演中の来場者同士の接触や、座席ひじ掛けの使用を左右いずれかに統一するように要請、来場者と接触するような、声援を惹起する・来場者をステージに上げる・ハイタッチする等の演出を控える、プレゼントや差し入れ等は控える、公演ごとに可能な範囲で来場者の氏名及び緊急連絡先を把握し、名簿を作成・保存するように努める等の対策を提唱している。

同協会は「すべての項目の実施が活動再開の必須条件ではないが、基本となる感染予防策を実施した上で、より感染予防効果を高めるための推奨事項として、今後の取組の参考にしてほしい。各施設においては、施設の活動再開に際し、利用者と職員の安全を確保するための感染予防対策実施の必要性を十分理解いただき、各施設の対策実施において本ガイドラインを有効に活用いただければ」としている。

詳細はホームページを参照のこと。