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Technics初となるReferenceクラスの“プリメインアンプ”。'20年秋世界発売

開発中のプリメインアンプのイメージ。筐体は高剛性シャーシ。前面には、大型のVUメーターを2基備えるという

米パナソニックは、Technicsブランドのフラッグシップシリーズ“Reference”より、最新の信号処理技術を搭載したプリメインアンプを開発中であると発表。グローバルを対象に、2020年秋の発売を予定する。

現在開発中のモデルは、Technics初となるReferenceクラスのプリメインアンプ。

理想的なインパルス応答を実現するLAPCや、ジッター削減回路とPWM変換回路を搭載するフルデジタルアンプJENO-Engineなど、Technics独自のデジタルアンプテクノロジーを採用。加えて、スピーカーの逆起電力による駆動の歪みを抑制するために、新たに開発したというADCT(アクティブディストーションキャンセリングテクノロジー)も組み込んでいる。

ほかにも、新開発の高速・低ノイズのスイッチング電源(Advanced Speed Silent Power Supply)により、アンプの負荷安定性を高め、音質向上に寄与。パワーデバイスは、高速で低抵抗のGaN(窒化ガリウム)を採用。高速スイッチングにより、ダイナミックなサウンドステージと高精度な出力を実現するという。

フォノ入力においても、デジタル技術を使用した高精度なEQカーブを実現。世界初という「クロストークキャンセラー」と「レスポンスオプティマイザー」により、カートリッジのクロストークと周波数応答を測定、補正し、最高品質のレコード再生を実現できるとしている。