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ニコンのカメラをWebカメラ化するPCソフト。8月上旬無償公開

ミラーレスカメラ「Z 5」

ニコンは、自社のミラーレス・一眼レフカメラをWebカメラとして使用できるPCソフト「Webcam Utility(ベータ版)」を8月上旬より無償公開する。またミラーレス「Z 50」「Z 7」「Z 6」を対象としたファームウェアアップデートを7月21日より開始する。

「Webcam Utility(ベータ版)」は、ソフトをインストールしたPCと対応カメラをUSBケーブルで接続することで、高画質なWebカメラとしてオンライン会議に使用できるようになるソフトウェア。対応OSは、Windows 10(64bit版)。

対応カメラはミラーレスモデル「Z 7」「Z 6」「Z 5」「Z 50」、一眼レフモデル「D850」「D780」「D500」「D7500」「D5600」。今後発売のミラーレス・一眼レフカメラも対応予定。

ミラーレス「Z 50」の動物AF対応ファームアップデートも

ミラーレス「Z 50」「Z 7」「Z 6」の機能向上を含むファームウェアアップデートを21日より開始する。

Z 50用「ファームウェア Ver.2.00」では、犬と猫の顔・瞳を検出する「動物AF」を新搭載。複数の動物の顔認識・瞳認識を行なっている場合は、左右のセレクタを使用することにより任意の顔・瞳が選択可能。動画撮影時には「顔認識」のみが動作する。

Z 50に、犬と猫の顔・瞳を検出する「動物AF」機能を新搭載

またターゲット追尾AFの使い勝手も向上。

静止画モードでフォーカスモードをAF-A、またはAF-C、AFエリアモードをオートエリアAFに設定している場合のターゲット追尾の操作性を向上した。Z 7、Z 6のファームウェアVer.2.00以降と同様にシャッターボタンを半押ししている間に追尾を行ない、ボタンから指を放すと追尾終了。追尾終了後はフォーカスポイントが追尾開始時の位置に戻るように改善した。

さらに、カスタムボタンでの「オートエリアAF画面」と「ターゲット選択画面」の間の遷移が可能となり、EVFを覗きながらのターゲット追尾への移行や、追尾対象となる被写体の切り替えを可能とした。

Z 50用「ファームウェア Ver.2.00」に加え、Z 7/Z 6用「ファームウェア Ver.3.10」において、テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」と「Z TELECONVERTER TC-2.0x」をサポート。「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」をはじめ、今後投入予定のミラーレスカメラ用テレコンバーター対応交換レンズ各種とも組み合わせることができるようになった。