ニュース

VPI、重量級プラッタ採用のPrime最上位ターンテーブル。120万円

VPI Prime Signature

エソテリックは、VPIブランドよりPrimeシリーズの最上位モデルとなるターンテーブル「VPI Prime Signature」を発売した。価格は1,250,000円。ローズウッド仕上げキャビネットの限定生産品「Prime Signature RW」も同時発売し、価格は1,400,000円。

ベルトドライブ方式のアナログプレーヤー。約9kgのアルミ製重量級プラッターを搭載しており、ランブル・ノイズを大幅に排除し、高いイナーシャによる揺ぎ無い安定した回転精度を実現したという。33.3/45回転に対応する。

プラッターを下から支えるインバーテッドベアリング方式を採用。プラッターの支点をレコード盤面に極限まで近づけることで、盤面に対してふらつきの最も少ないベアリング配置とした。また駆動ベルトをスピンドルシャフトのほぼ中央に掛けることでシャフトへの負担も大幅に軽減したという。

Prime Signature RW

10インチのJMW 10-3D Referenceトーンアームを採用。3D技術により、CADの設計データそのままに軽量の樹脂製ワンピースアームを作成、トラッキングエラーと不要共振を抑えたという。またピンポイント・スパイクによるユニ・ピボット・ベアリングを採用している。

メモリが記されたノブを廻すことでレコード掛けたままアームの高さを調整できる「VTA Base on the Fly」を採用。実際の音質を確認しながらレコード、カートリッジより最適な音質を得ることができるとする。

300rpmのACシンクロナス・モーターを採用。総重量6.6kgのステンレスハウジングに収めることでモーターの振動を抑制し、シンプルな回路によりターンテーブルの安定した回転をサポートする。

フォノモーター

キャビネットは、肉厚アルミニウムを高い内部損失を誇る重量級MDF素材で挟みこんだサンドイッチ構造。さらにステンレスを加えた異種素材積層構造により、リジッド構造ながら制振性に優れ、高いハウリングマージンを確保したという。

アイソレーションフットには切削加工されたDelrinとスティールの三層構造を採用。外形寸法は553×280×400mm(幅×高さ×奥行き)。重量は約30kg。

VPI Prime Signature