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DYNAUDIO、40周年記念スピーカー「Special Forty」生産再開

「Special Forty」Black Vine

DYNAUDIO JAPANは、生産を停止していた40周年記念のブックシェルフスピーカー「Special Forty」を、仕上げを変更して再度生産を再開する。8月末から順次入荷の予定。価格は据え置きで、ペア45万円。新しい仕上げはBlack Vine、Ebony Waveの2種類で、いずれも光沢モデルとなる。

「Dynaudioの伝統」という「オーディオ専門家や通が好む、簡素なペアのパッシブ・ハイファイ・スピーカー。しかし、過去の栄光を感傷的に回顧してその段階に滞留するものではなく、これまでの輝かしい成果を活用することで、次の一連の画期的躍進に着手するための基盤ともなるモデル」と位置付けられている。

Ebony Wave

2ウェイ2スピーカーのブックシェルフスピーカー。ツイーターのサイズは28mm径。「Esotar Forty」というソフトドームツイータで、空気流を調整し、共振周波数を低下。歪みを極小化したという。さらに、独自のDSRによる精密コ―ティングを施し、過渡特性を変動、圧縮させることなく振動板の性能を細密化している。

「これまでで最高」というウーファは、17cm径。スパイダーの改善、対称性の最適化に加え、よりハイグレードな新ネオジムとフェライトのハイブリッドマグネットを磁気回路に採用。「さらにクリーンで高忠実度の性能に到達した」という。

ネットワークは、「伝統的」という一次クロスオーバー技術に加え、独自の位相調整、インピーダンス調整テクノロジーも強化して投入。コンポーネントも厳選、両ドライバの周波数範囲も拡張させたことで、「つながりと解像度が一段と向上し、性能が魅惑的な領域に達した」とする。

エンクロージャはバスレフ型。再生周波数帯域は41Hz~23kHz。クロスオーバー周波数は2kHz。感度は86dB(2.83V/1m)。外形寸法は198×307×360mm(幅×奥行き×高さ)。重量は8.1kg。