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FOSTEX、最高級ホーンスーパーツイータを通常販売。ネットワークボックスも

「T500A MkIII」

フォステクスカンパニーは、2020年3月に数量限定で販売した最高級グレードのホーンスーパーツイーター「T500A MkIII」の通常販売を9月下旬に開始する。あわせて、専用ネットワークボックス「NW500」も同時発売する。価格はT500A MkIIIが140,000円、NW500が30,000円。

T500A MkIII

T500A MkIIIは、新開発のリング形状純マグネシウム振動板と、真鍮無垢材の精密切削加工を施したホーン、イコライザー、低歪設計のアルニコマグネット内磁型磁気回路を採用したホーンスーパーツイーター。メインスピーカーに別売りのネットワーク素子とあわせて追加することで「より上質な音楽をお楽しみいただけます」という。

新開発されたリング形状純マグネシウム振動板は、金属特有の鳴きが少なく、材厚の調整と表面処理の最適化を行なうことで、浸透力のある超高域再生を実現した。

真鍮ホーンとイコライザーは表面にプラチナメッキ処理が施されており、立ち上がりの速い、ナチュラルで透明感の高い響きが得られるとしている。

磁気回路はアルニコマグネットを2段に重ねた設計で、強力な磁束密度を保有。ポールピースの表面に銅メッキ処理を施すことで電流歪を軽減。解像度の高い音質再生を実現している。

入力端子は、バナナプラグ対応の金メッキターミナル(銅切削)を採用。内部配線には高音質な1.4mm径の銅・銀合金単線をが用されている。

振動板を支えるダイアフラムリングには、高い制振効果を持つタングステンシートを使用。不要振動による音質劣化を軽減した。

ツイーターベースも付属。表面にはウォールナット素材の突板を貼り、ダークブラウンに着色をすることで、落ち着きのある外観に仕上げられている。

再生周波数帯域は7kHz~40kHz(-10dB)で、インピーダンスは8Ω。出力音圧レベルは104dB/W(1m)、入力は15W(NOM)、カットオフ周波数は3.5kHz。

推奨クロスオーバー周波数は7kHz(-12dB/oct)以上。マグネット重量は480gで、総重量は5,150g。

NW500

「NW500」

同日発売されるNW500は、T500A MkIII専用のローカット・ネットワークボックス。ネットワーク素子にフォステクスカンパニーオリジナルのフィルムコンデンサー(CSSeries)を採用している。内部配線には銀・銅合金単線を使用し、端子や結線箇所はすべて金メッキ処理を施すなど、音質を最大限に高めるパーツが採用されている。

外観は、ウォールナット突き板を採用して、高級感あるものに。ボックス内部には制振効果の高いタングステンシートが貼られており、不要な振動の発生を抑制して、性能向上を実現している。

インピーダンスは8Ωで、カットオフ周波数は120kHz。外形寸法はターミナルを含めて100×120×66.2(幅×奥行き×高さ)。重さは440g。