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ネットにつながる「サイバーナビ」、TV番組遠隔再生の対応チューナ拡充

「AVIC-CQ911-DC」

パイオニアは、カロッツェリアブランドのカーナビフラッグシップモデル「サイバーナビ」8機種を11月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は150,000~210,000円前後。

ラージサイズの9型ディスプレイを搭載した「AVIC-CQ911」、ラージサイズの8型ディスプレイを搭載した「AVIC-CL911」、200mmワイドの7型ディスプレイを搭載した「AVIC-CW911」、7型ディスプレイを搭載した「AVIC-CZ911」の4機種で、すべての機種にネットワークスティックが付属する「-DC」モデルが用意される。

ディスプレイは全機種とも1,280×720ドットのHDパネルを採用し、HD解像度表示に対応。ハイレゾ音源の再生にも対応するほか、CDや圧縮音源、ネットワーク動画などの映像ソースのサウンドもハイレゾ相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能を搭載する。オーディオ部の最大出力は50W×4ch。

動画のストリーミングが可能

全機種がNTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応。「-DC」モデルに付属、もしくは別売りのネットワークスティックを接続することで、車内にWi-Fiスポットを構築でき、サイバーナビ上でYouTubeなどの動画コンテンツ再生ができる。

「docomo in Car Connect」の利用には別途、ドコモとの契約が必要。ネットワークスティック同梱の「-DCモデル」を購入した場合は1年間無料で利用できる。

宅内のBDレコーダーやチューナーにアクセスできる

自宅などにあるレコーダーに接続し、録画されたコンテンツなどを車内で遠隔再生する「レコーダーアクセス」機能も搭載。新たにNTTぷららの「ひかりTV対応チューナー」と、ドコモの「ひかりTV for docomo対応チューナー(ドコモテレビターミナル、ドコモテレビターミナル 02)」に接続できるようになった。

ネットワークに接続することで、自動で最新の地図情報や施設情報をダウンロードし、地図を更新する「自動地図更新」機能も備える。本体は、追加費用なく自動で最新の道路/地点データ情報に更新できるバージョンアップ最大3年分付。

ドライブレコーダーの機能を画面上で確認できる「ドライブレコーダーリンク」にも対応。同日発表されたナビ連動2カメラドライブレコーダー「VREC-DS800DC」と接続すると、前後カメラの映像切替や、ピクチャ・イン・ピクチャ形式で前後の録画映像を同時に再生することもできる。

ナビゲーション部の取付寸法はCQ911が236×161×134mm、CL911が200×165×126mm、CW911が206×161×104mm、CZ911が178×165×100mm(幅×奥行き×高さ)。重さはCQ911が2.7kg、CL911が2.5kg、CW911とCZ911は2.3kg。

2019年から掲げている「クルマの真のオンライン化へ」を推進する製品。発表に先立ち、パイオニアモビリティプロダクトカンパニーの高島直人CEOは「クルマで移動しているすべてのひとに最高のカーライフを送っていただきたい」と新製品への思いを語った。

「AVIC-CL911-DC」
「AVIC-CW911-DC」
「AVIC-CZ911-DC」