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パイオニア、スマホアプリを大画面表示、国内初Alexa搭載ディスプレイオーディオ

DMH-SF700

パイオニアは、カロッツェリアブランドの新製品として、スマホの主要機能を車載機のタッチパネルや音声で操作できる「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応し、Amazon Alexaを搭載したディスプレイオーディオ2機種を6月に発売する。価格はオープンプライス。ラインナップと市場想定価格は9型ディスプレイの「DMH-SF700」が9万円前後、6.8型ワイドの「DMH-SZ700」が52,000円前後。

解像度はDMH-SF700が1,280×720ドット、DMH-SZ700が800×480ドット。DMH-SF700にはフローティング構造を採用。1DINのスペースに高精細なHD画質の9型大画面モデルを装着でき、ディスプレイの位置や角度を調整できる。

2機種ともスマホと接続することで、音楽再生やナビ、ハンズフリー通話など、「Apple CarPlay」「AndroidAuto」の各サービスを、タッチパネルや音声で手軽に操作できる。Apple CarPlayはiOS 7.1以上、AndroidAutoはAndroid 5.0以上とアプリ、もしくはAndroid 10以上(アプリ不要)の端末が必要。

DMH-SZ700

ナビアプリを大画面に表示しカーナビとして使えるほか、Siri アイズフリーや Googleアシスタントによる音声認識にも対応しており、走行中でも画面を注視せずに目的地の検索や音楽再生、テキストメッセージの送信などが可能。

市販ディスプレイオーディオ製品では国内初となるAmazon Alexaを搭載。「アレクサ」と話しかけるだけで、天気やニュース、多様なメディアの音楽再生や、ラジオなどを聴けるほか、スポット検索も行なえる。用途に応じて Alexaスキルを使用すれば、車内から家のエアコンなどのスマート家電もコントロール可能。専用の「カロッツェリア スキル」を追加すれば、再生ソースの切り替えやイコライザー設定などのオーディオ操作を音声で行なえる。

オーディオ面は、FLAC/WAVのハイレゾ音源ネイティブ再生(96kHz/24bit)が可能。Bluetooth対応で、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音楽を再生できるコーデックLDACをサポートしている。圧縮音源やネットワーク動画、映像ソースなどをハイレゾ音源相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能も搭載。「タイムアライメント」機能、「13バンドイコライザー」機能などの多彩なオーディオ調整能力なども装備している。高音質パーツの採用や徹底したノイズ処理を施し、よりクリアで解像度の高い音を実現したとする。アンプの最大出力は50W×4。

別売のHDMI変換ケーブルを利用することで、HDMI入力(1,280×720p)にも対応し、メディアストリーミングプレイヤーの映像を高画質で再生できるほか、USBデバイスやポータブルHDDに保存したフルHD動画の再生も可能。3.5mmAV入力端子も備えている。

また、専用アプリ「CarAVAssist」にお気に入りのサイトをブックマークすると、YouTubeを始めとした無料動画配信サービスなどを本機に転送して、大画面ディスプレイで高画質・高音質で楽しめる。CarAVAssist使用時はApple CarPlay、Android Autoが切断されるほか、動画の再生にはスマホのテザリングなどによるインターネット環境が必要になる。なお、有料ストリーミングサービスなどの著作権で保護されたコンテンツは再生できない。

そのほか、ドライバーが入れ替わった際に、各個人で設定したホーム画面に自動で切り替わる「パーソナルHOME」を搭載。バックカメラ接続対応に加え、駐車をアシストするガイド線の表示が可能なほか、リアモニター出力端子(RCA)を装備している。

DMH-SF700/SZ700 イメージ映像