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自分だけ聞こえる、世界初の携帯型ビームスピーカー
2020年12月1日 20:00
AFURは、自分だけに音が聴こえるウェアラブル指向性Bluetoothスピーカー「Parso」を製品化。2021年夏頃に発売する。
超音波素子を利用した指向性の高い小型Bluetoothスピーカー。本体を首から下げると直上方向だけに音が出るため、装着している本人だけがスピーカーからの音を聴ける。特定エリアだけに音楽を流したいといった環境でも利用できる。
従来、超音波を利用したスピーカーは音量を確保するためのサイズ、消費電力等の問題でウェアラブルには不向きだったが、構造と電子回路双方のアプローチで課題を解決。小型化、省電力化が実現し、世界で初めてウェアラブルの超音波スピーカーを製品化したとしている。
スピーカーの上面は内部で2辺に別れており、山型に傾斜をつけることでスピーカーを首から下げた際にステレオで音が聴こえるという。
底面にはカメラ用の1/4インチネジを用意。ロードバイクなどに取り付けてアウトドアで楽しんめるほか、三脚を使用して、オンラインミーティングなどにも活用すれば、ヘッドセットを長時間装着する必要がなく、負担を軽減できるとする。
一方で、屋内で利用する場合は、音の壁面での反射により指向性が低減してしまうため、反射面での吸音や高い天井などが必要だという。
MEMSアナログマイクも内蔵する。連続駆動時間は4時間。充電時間は3時間。外形寸法は94×46×70mm(幅×奥行き×高さ)。