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ソニー、チップ型SIM搭載で音声送受信も可能な最小・最軽量GPSトラッカー
2020年12月10日 13:03
ソニーは、防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーとして世界最小・最軽量という、コミュニケーション通信端末 「LM-01」を開発。それを使ったサービスとして、スマホを持っていない子供や高齢者の見守りサービス「amue link(アミューリンク)」をソニーネットワークコミュニケーションズが12月中旬から提供する。チップ型SIMを搭載している。
なお、LM-01はBluetoothに対応し、USB端子経由での音声出力も可能で、見守りサービス以外での活用も検討。エンターテイメント分野では、例えば、美術館で作品の前に移動するとLM-01から説明の音声が流れるといった利用も可能だという。
LM-01とamue linkサービス
amue linkサービスは、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線サービス「NURO 光」のオプションサービス「amue link for NURO」として提供する。12月10日受付開始、12月中旬から順次サービス提供予定。月額利用料金は980円。別途初期費用3,000円、端末代金(割賦払いの場合は350円を36カ月間、一括払いの場合は12,600円)が必要。なお、割賦払いの場合は、36カ月間100円の割引が適用される。
本体にチップ型SIMを内蔵し、LTE-M回線に対応。防水・防塵対応の音声機能付きLTE GPSトラッカーとして世界最小・最軽量というコンパクトサイズが特徴。外形寸法は約60×26×12.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は約23.7g。内部にはスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」(スプレッセンス)をカスタムしたものなどを使っている。amue linkサービスでは、子供がLM-01を持ち歩くと、親は端末から発信される情報をスマートフォンの専用アプリから確認できる。
GPSに対応しているほか、加速度、ジャイロ、気圧、地磁気、温度センサーも搭載。センサーからの情報を元にAIを用いて、徒歩・停止・自転車・車・バス・電車の行動履歴が判定され、アプリに表示される。経路に加え、温度などまわりの環境も確認できる。
これにより、学校の行き帰りだけでなく、「遠足で今、バスに乗っているな」といった確認もアプリから可能となる。
さらに、双方向のコミュニケーション機能も搭載。ボイスメッセージを介していつでもコミュニケーションがとれる。
親がアプリへ入力した音声メッセージがLM-01に届くと、本体の通知用LEDで知らせる。端末からのスマホアプリへメッセージ送信する際も、LM-01のボタンを押すだけのシンプルな操作で可能。
アプリ(スマートフォン1台)には、最大5台までのLM-01を登録可能。LM-01×1台に対して、最大5人(スマホ5台)まで見守りが可能。アプリへの端末登録は二次元コードで簡単に行なえる。