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8日公開「ヱヴァ新劇場版:Q」IMAX版“3.333”は何がスゴイのか

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1月23日の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開に先駆け、1月8日から22日までの期間限定でIMAX版で上映される前作の新バージョン「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333 YOU CAN (NOT) REDO.」。その進化点について解説した記事が、エヴァンゲリオン公式サイトに掲載された。

庵野秀明総監督は初監督作品「トップをねらえ!」以来、上映フォーマットを重視。「この状態で鑑賞してほしい」という、映像の理想追求へのこだわりを持っているという。その流れで、既報の通り1月23日公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ではIMAX上映が実現。これに連動するかたちで、2012年公開「新劇場版:Q」のIMAX上映も決定した。

「新劇場版:Q」のIMAX上映にあたっては、全カットを2K解像度で再撮影し、IMAXに対応。バージョンも劇場公開版の「EVANGELION:3.0」、パッケージ版「:3.33」、IMAX版の「:3.333」と進化している。

記事ではこの進化点を解説。「Q:3.0」時点で素材は2Kサイズで作られており、撮影で1,280×544ドットになっていたという。しかし、IMAXでの「シン・エヴァ」公開にあたり、「:Q」からシームレスに観てほしいという意図で、新たに「:Q」も2,048×870ドットと、1.6倍の解像度で再撮影したという。

記事内ではほかにも、庵野総監督の「実写のカメラと映像をイメージした画面に仕上げてみたい」という要望を受け、細かな調整を加えている事や、「ヴンダーの外観など、線が複雑に絡み合ったようなカットが非常にクリアで、全体にパキッとした印象が出た」など、バージョン「:3.333」の見どころも紹介。4Kではなく、2Kで再撮影した理由なども詳しく解説されている。

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