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アカシア材を採用した地球に優しいオーディオラック

朝日木材加工は、ADKブランドのオーディオラック「SDシリーズ」をリニューアルした新シリーズを1月下旬より発売する。従来のSDシリーズでは、材料として南洋材のラバー材を使用していたが、新シリーズではアカシア材を採用。価格は86,000円(税抜)からで、詳しいラインナップと価格は後述する。

材料変更は、環境問題と木材供給の問題が起因している。従来採用していた南洋材は近年無計画に伐採され、環境問題や木材供給問題を引き起こしていた。そこで新シリーズでは安定生産と森林再生が可能なアカシア材に変更となった。

具体的には天然木のアカシア集成材を使っており、集成材とは、木板を乾燥させた後、木板を接着させたもの。無垢の一枚板に比べ品質が安定しやすく、強度に優れた特徴を持つほか、金属の製造・加工と比較して小さいエネルギーで制御可能。

また異なる部位の木板を接着している為、木の繊維方向がバラバラであり、木密度も一定でないため、振動が多方向に分散する特徴をもつ。

アカシアは、現在ではフローリング等に使われる木材。適度に硬く粘り気があり腐食しにくい他、緩やかな曲線や渦を巻いている木目の特質により、振動を適度に分散・減衰する役割を持ち、自然な音の響きを実現するという。

デザインはフルボディ天然木構造。天・底板は厚さ40mm、棚板は厚さ25mm。表面のウレタン塗装により、耐熱性が向上したという。