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ネジ不要の積み上げ式オーディオラック。アカシア材で環境に配慮
2021年3月3日 14:30
朝日木材加工は、ADKブランドのオーディオラック「STCシリーズ」をリニューアルし、3月中旬に発売する。価格はサイズごとに38,500円から95,700円。オプションとしてキャスター4個(耐荷重200kg)を15,400円で、キャスター6個(耐荷重280kg)を22,000円で販売する。
ラックの品番と仕様、価格は次のとおり。
- STC-DXA117 574×500×205mm(幅×奥行き×高さ) 38,500円
- STC-DXA123 574×500×265mm(幅×奥行き×高さ) 39,600円
- STC-DXB125 574×500×320mm(幅×奥行き×高さ) 55,000円
- STC-DXA217 1,109×500×205mm(幅×奥行き×高さ) 63,800円
- STC-DXA223 1,109×500×265mm(幅×奥行き×高さ) 67,100円
- STC-DXB225 1,109×500×320mm(幅×奥行き×高さ) 95,700円
従来のSTCシリーズは、南洋材のラバー材を使って製造されていたが、南洋材は「旺盛な木材需要を満たすため無計画に伐採され、手つかずの自然が破壊されていることが大きな社会問題」になっているという。そこで、新シリーズでは素材を植林による安定生産と森林再生が可能なアカシア材に変更された。
このアカシア材は、緩やかな曲線や渦を巻いている木目の特質を持っているため、振動を適度に分散、減衰する役割を持ち、自然な音の響きを実現するという。
デザインは従来のSTCを踏襲。AV機器の増加に伴って、ユニットを次々積み重ねるシステムアップタイプとなる。土台となるベースはシングルとダブルの2タイプ、その上に積み上げていくユニットは4タイプがラインナップされた。これを階段状に並べたり、最大6段まで積み重ねることで、設置スペースや使用機器構成に応じた独自のシステムを組むことができる。
ユニット上下の固定は金属ダボによる連結方式で、レイアウト変更時や機器の入れ替え時に、ネジを外すといった作業は不要で、ユニットを持ち上げるだけで簡単に作業できる。
天然木集成材仕様で、ウォールナット調塗装仕上げならではの重厚感あふれるフォルムも継承。35mmの重厚な天板が、そのままスタックユニットの棚板になる構造で、機器の振動を最低限に抑えて安定した再生を実現するという。
機器の入れ替え時、ラックを動かしたいというユーザーの声に対応し、キャスターを取り付け可能な仕様に変更。ダブルユニットの場合、本体を含まず耐荷重最大280kgのキャスターがオプションで用意されている。シングルユニット時の耐荷重は本体含まず最大200kgまで対応。
またユーザーからは、従来品で背板がケーブルに接触する点に不満の声が多かったといい、今回のリニューアルでは背板を廃止。天板背面にケーブルを通すための配線スリットが新たに設けられ、従来のシリーズより使いやすさが向上している。なお、背板を廃止しても、側板が35mm厚の頑強構造のため、安定性は抜群という。