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iFi「ZEN DAC/Blue」仕様変更。MQAフルデコード、aptX LL対応
2021年4月28日 12:10
トップウイングサイバーサウンドグループは、英iFi audioブランドのUSB DAC「ZEN DAC」とハイレゾ対応Bluetoothストリーマー「ZEN Blue」の仕様変更と価格改定を実施する。価格改定日は6月1日で、両製品とも旧価格19,800円から22,000円に値上げされる。
価格改定は、全世界的な新型コロナウイルスと、半導体不足の影響によりサプライチェーンに大幅なコスト増が発生していることが理由。
仕様変更について、ZEN DACはこれまでMQAレンダラー対応だったが、新仕様ではMQAフルデコードに対応した。旧仕様ではMQAコアデコード機能を持つ再生ソフト(Roon, Audirvana, USB Audio Player Proなど)と組み合わせることでMQAフォーマットのフルデコード再生が可能だったが、新仕様ではZEN DACのみでMQAフルデコード再生ができる。
ZEN Blueは、Bluetoothの対応コーデックにaptX AdaptiveとaptX LLが追加され、低遅延という性質を活かし、ゲーム時の音声再生などにも活用の幅を広げられるようになった。
ZEN DACは、デスクトップ用途を想定した据え置き型USB DAC。入力は、アシンクロナス転送対応のUSB B(USB 3.0準拠)。5V ACアダプター(別売)と、USBバスパワー駆動に対応する。
TI製DACチップ「BB DSD1793」を搭載し、DXD 384kHz/24bit、PCM 192kHz/24bitに加え、DSDは最大12.4MHz(DSD 256)をサポー。背面には、アナログ音声出力(RCA)と4.4mmライン出力、前面には、6.3mmアンバランスに加え、4.4mmバランスのヘッドフォン端子を搭載している。
ZEN Blueは、チップセットにQualcomm製QCC 5100シリーズを採用した4.4mmフルバランス出力搭載のハイレゾ対応Bluetooth-DAC/DDC。Bluetooth 5.0に準拠し、新仕様で対応したaptX AdaptiveとaptX LLに加え、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、HWA/LHDC、SBCのコーデックをサポートしている。
バランス型のアナログ出力ステージを備え、アナログ出力としてRCAと4.4mmバランス、デジタル出力として光デジタルを備えている。