ニュース
「ヴェノム」続編'21年公開。ヴィランは“大殺戮”カーネイジ
2021年5月11日 12:45
スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上もっとも残虐な悪(ダークヒーロー)として誕生、2018年にはトム・ハーディ主演で実写映画化され、全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録した「ヴェノム」。その続編となる「Venom: Let There Be Carnage(原題)」の邦題が「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に決定。2021年に劇場公開される。
あわせて、初の予告映像と海外版ポスター、場面写真、メイキング写真が一挙公開された。
「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」では、マーベル・コミックでヴェノムを凌駕する圧倒的な戦闘力を持ち、「スパイダーマン」シリーズ随一の凶悪ヴィランとして描かれ、“大殺戮”を意味する名を持つカーネイジが登場。解禁された予告編では連続殺人鬼クレタスが変貌したカーネイジの姿が初めて捉えられている。
クレタスは前作のラストにも登場しており、ジャーナリストとして復帰したエディが取材のため刑務所で面会したところで物語は終わるが、今回の映像で「また会えたね、エディ・ブロック。この時を待ちわびたよ」というクレタスの言葉や、不気味な笑みなどが描かれた。
本作のサブタイトルである「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は、直訳すると「大殺戮よ、起これ」という意味。これが示す通り、その狂気がこの世に放たれ、カーネイジによる大殺戮が始まろうとしているのか――。
そんな不穏な予兆を窺わせる一方、予告冒頭はヴェノムとエディの平穏な(?)共同生活で始まる。ひとつの体を共有している特異な状況ながらも、“俺たち”としての日常をそれなりに楽しんでいる様子のふたり。ヴェノムが朝ごはんを作りながら、「Let’s call the whole thing off」を替え歌で歌うユーモア溢れるシーンとなっている。
映像では、刑務所でクレタスが蜘蛛を潰す意味深なシーンや、警官がマーベル・コミックに登場するタブロイド紙、デイリー・ビューグル紙を読むシーンも登場。さまざまな考察をかき立てる予告編に仕上げられた。
主人公のヴェノム/エディ役はハーディが続投。その元婚約者アン役も引き続きミシェル・ウィリアムズが務める。カーネイジ/クレタス役は、「スリー・ビルボード」などに出演し、3度のアカデミー賞ノミネートを誇るウディ・ハレルソン、女性ヴィランのシュリーク役をナオミ・ハリスが演じる。監督はアンディ・サーキス。