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IMAX Enhanced版「ヴェノム」が欧米中で'19年配信。UHD BDも予定

IMAXとDTSは米国時間7日、欧米中で展開する一部のプラットフォームで「IMAX Enhanced」コンテンツの配信を開始すると発表した。映画「ヴェノム」など、複数の映画タイトルを用意。配信に加え、4K Ultra HD Blu-rayでの展開も予定する。

IMAX Enhancedコンテンツの配信を行なうプラットフォームは、Tencent Video(中国)、FandangoNOW(米国)、Rakuten TV(欧州 ※日本のRakuten TVとは異なる)。加えてPrivilege 4K(米国エリア)は、ソニーBRAVIA向けにIMAX Enhancedコンテンツの配信を予定。4K HDRストリーミングにおいて高い基準を満たすプラットフォームで、IMAX Enhancedコンテンツの配信を許可するという。現状、日本国内での配信は未定。

IMAX Enhancedのコンテンツパートナーとして名を連ねるソニー・ピクチャーズからは「ヴェノム」「Alpha(原題)」など15タイトルをラインナップ。パラマウントも'19年に同社初のIMAX Enhancedコンテンツをリリース。これらは配信に加えて、UHD BDでの展開も予定する。

映画「ヴェノム」©&TM 2018 MARVEL

新たにArcam、Elite、Integra、Lexicon、Onkyo、Pioneer、TCL、およびTrinnovがデバイスパートナーとして参加を表明。Arcam、Elite、Integra、Lexicon、Onkyo、Pioneer、TrinnovからはIMAX Enhanced対応AVアンプ、そしてTCLからはIMAX Enhanced対応テレビが一部地域で'19年より発売されるという。

オンキヨー&パイオニアの各種ブランドがデバイスパートナーに加わった

'18年9月に発表されたIMAX Enhancedは、最先端のAV製品とIMAXのデジタルリマスターされた4K HDRコンテンツ、およびDTSオーディオ技術を組み合わせ、家庭でIMAXクオリティを実現するための認証プログラム。ソニーのテレビ/プロジェクター/AVアンプ、デノン・マランツのAVアンプ、そしてコンテンツメーカーからはソニー・ピクチャーズとパラマウントが発表時に参加。

IMAXで開発された独自のポストプロダクションプロセスを使い、コンテンツをデジタルでマスターし直し、より鮮やかな色、高いコントラスト、鮮明かつ明瞭な映像を実現。加えて受賞歴のあるハリウッドのサウンドミキサーと提携し、dtsX技術を活用し、没入感のある強力なサウンドでIMAX本来のサウンド体験を提供するとしている。