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るろ剣「The Beginning」本予告。佐藤健が“絶対に描きたかったエピソード”
2021年5月18日 13:30
6月4日の「るろうに剣心 最終章 The Beginning」公開を記念し、佐藤健や有村架純、江口洋介、シリーズを手掛けてきた大友啓史監督が登場する10thアニバーサリーイベントが、5月17日に配信イベントとして開催され、本作の予告映像が初解禁された。
これまで3作が公開され、観客動員数1,000万人を突破している実写版の「るろうに剣心」シリーズ。4月23日には2部作連続公開の1作目「るろうに剣心 最終章 The Final」も公開され、興行収入26億円を超える大ヒットを記録している。
連続公開の2作目でシリーズ完結作となる「The Beginning」は、主演の佐藤が「これを描かずに『るろうに剣心』シリーズを描いたとは言えないと思っていました」と語り、大友監督率いるスタッフ陣が10年に渡る並々ならぬ想いで作り上げたシリーズ最高傑作で、主人公・緋村剣心の頬に刻まれた十字傷、そして「不殺の誓い」を立てた理由が明かされる。主題歌は、歴代作品でも主題歌を手掛けてきたONE OK ROCKによる書き下ろし。
17日に開催されたオンラインイベントで、佐藤は「どのように剣心の十字傷がついたか、なぜ消えないのか…そこには深い悲しみや感情が刻み込まれています。頬に十字傷がある限り剣心は悲しいんです。今までの過去作では、その想いを心に秘めて剣心を演じてきました」と明かした。
「今までは剣心という“キャラクター”を演じている、という感覚でしたが、『The Beginning』の撮影をしながら、『幕末の時代に、剣心という人が本当に存在していたんじゃないか』と思うくらい、自分の中に剣心という人が下りてきた感覚になりました。ここまで役と一体化したのは初めての経験。自分にとって特別で、皆さんの期待に応えられるような作品になっていると思います。シリーズ最後の作品で、僕たちにとってとても大切な作品です。早く皆さんに届いたらいいなと思います」と述べた。
1作目から斎藤一役を演じている江口も「この作品に10年携わって、最初は全く『るろうに剣心』を知らず原作を読むところからでした。シリーズ毎に予想を超える作品が完成して……今回もまたすごい作品に仕上がっています」とコメント。
雪代巴を演じた有村は「この10年間、キャスト&スタッフが命を懸けて撮影をしてきて、皆様のもとへ届けてきた作品だと思います。熱い思いが込められた、そんな作品に一緒に挑戦させていただき、皆様に届くのは緊張しますが、ぜひ見届けていただけたら嬉しいです」と語った。
配信イベントでは、「The Beginning」の内容にちなみ、“究極の出会い”に関するエピソードが披露されたほか、抽選で選ばれたファンからの質問に、佐藤や大友監督らが直接答えるコーナーなども行なわれた。配信イベントの模様は、ワーナー ブラザースの公式YouTubeチャンネルなどでアーカイブ配信されている。