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富野由悠季「ガンダムの総体の決着への道を拓く」。「閃光のハサウェイ」公開まで1週間

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
(C)創通・サンライズ

1週間後の6月11日、ついに公開される「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」。それに先駆け、原作小説を手掛けた富野由悠季氏のコメントが到着。富野氏は今回の映画について、「今日のアニメ技術の上に、新たな解釈をもってガンダムの総体の決着への道を拓くものになっている」と語っている。

富野由悠季氏のコメント

今回『閃光のハサウェイ』は映画らしい導入部から、ハサウェイという新しいキャラクターを追い上げていくプロセスは期待を抱かせてくれる。この前の物語『逆襲のシャア』はぼくにとっては収まりが悪い部分があって、小説版でガンダムを終らせる魂胆をもって、『閃光のハサウェイ』を上梓させてもらったのだが、さらに映画版は今日のアニメ技術の上に、新たな解釈をもってガンダムの総体の決着への道を拓くものになっている。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
(C)創通・サンライズ

同作は、アムロとシャアの最後の決戦を描いた「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」劇場公開から33年。壮大な宇宙世紀の歴史がわかる映像も新たに登場。

【お詫びと訂正】記事初出時、“「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から33年後を舞台にしている”と記載しておりましたが、“「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」劇場公開から33年”の誤りでした。お詫びして訂正します。(6月5日12時)

『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』<編集版>

新編集版「光る命 Chronicle U.C」と呼ばれるもので、「機動戦士ガンダムUC」、「機動戦士ガンダムNT」のストーリーを担当した福井晴敏氏が構成し、シナリオを書き下ろしたスペシャル映像。

アムロ・レイとララァ・スンの視点から観た宇宙世紀を描いたシリーズ全ての内容と、「閃光のハサウェイ」のカットを新しく追加した新編集版の映像となっている。

さらにラスト1分は今年4月頃に「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」松竹マルチプレックスシアターズ限定で展開されていた映像が付属し、歴代の宇宙世紀シリーズが映し出され、最後には「ハサウェイ」の姿が。宇宙世紀シリーズの最新作が今回の「閃光のハサウェイ」であるということがよくわかる映像となっている。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
(C)創通・サンライズ

ガンダムざっくり年表も公開

「一年戦争」、「グリプス戦役」、「第一次ネオ・ジオン戦争」、「第二次ネオ・ジオン戦争」、「ラプラス事変/不死鳥狩り」という「閃光のハサウェイ」を内包する宇宙世紀作品の年表や人物相関図が記載されている「ガンダムざっくり年表」も公開。

閃光のハサウェイの公式サイトからダウンロードできるようになっている。

閃光のハサウェイの公式サイト ギャラリーページ

公式サイトではさらに、閃光のハサウェイに登場するキャラクター・メカの新規設定も公開。「光る命 Chronicle U.C」と「ガンダムざっくり年表」とチェックして、閃光のハサウェイをより楽しむための予習・復習が可能。

スペシャルトーク付き上映会も

6月11日の公開を記念し、公開記念スペシャルトーク付き初日上映会の実施も決定。全国の公開劇場にて、事前に収録した特別映像が流れる。ハサウェイ・ノア役 小野賢章氏、ギギ・アンダルシア役 上田麗奈氏、ケネス・スレッグ役 諏訪部順一氏が登壇。アフレコ時の話など、公開に至るまでの深いトークを繰り広げる。

さらに、6月13日には公開記念舞台挨拶も実施。小野賢章氏、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサーの3人が登壇する予定。いずれのイベントも、詳細やチケットの情報は公式サイトを参照のこと。