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Beats、空間オーディオ対応のANC完全ワイヤレス「Studio Buds」
2021年6月15日 11:48
Beats by Dr. Dreは、IPX4の耐汗耐水仕様でアクティブノイズキャンセリング(ANC)、空間オーディオに対応した完全ワイヤレスイヤフォン「Beats Studio Buds」を、2021年夏に発売する。カラーはブラック、ホワイト、Beatsレッドの3色で、価格は17,800円。
音楽や映画、友人との通話など、幅広いシチュエーションで、優れたオーディオ再生と快適さの実現を重視して設計したという完全ワイヤレスイヤフォン。人間工学に基づいて角度をつけた音響ノズルには、レーザー加工による微小なベントが設けられており、鼓膜への圧力を軽減する。
イヤフォン片耳5gという軽量設計で、3サイズのソフトなシリコン製イヤーピースと組み合わせることで「一日中着用しても驚くほど快適」とする。充電ケースの外形寸法と重さは、5.1×7.2×2.55cm(幅×奥行き×高さ)、48g。
2枚の振動板を採用した独自の8.2mmドライバーを搭載。硬質なピストン軸を柔軟なハウジング内に搭載したことで、パワフルでバランスのとれた音響を実現した。デュアルチャンバーの音響構造によって高度なステレオセパレーションを実現しており、周波数カーブ全体で高調波歪率を低減することによって、ひとつひとつの音をクリアに聴きとれるようになっている。
サブスクリプションサービスのApple Musicで配信が始まったDolby Atmosも利用可能。対応楽曲を再生すると自動的に空間オーディオに対応し、臨場感あふれるサウンドを楽しめる。
ANCはリアルタイムの適応型ゲインコントロールにより風切音や周囲の音を遮断する。さらにANCをオンにした場合でも、クリアなサウンドを実現するために、ソースファイルをモニタリングするアルゴリズムを採用。同時にオーディオに影響する歪みを1秒間に最大48,000回修正、除去する。
周囲の音を聞く必要がある場合はイヤフォンに備えられた「b」ボタンを長押しすることで、外部音取り込みモードに切り替え可能。外向きマイクから取り込まれた周囲の音と一緒に、自然な環境で音楽を楽しめる。通話では、デュアルビームフォーミングマイクがユーザーの声を認識して風切音や周囲のノイズを取り除くことで、クリアな音声を実現した。
「b」ボタンでは、そのほか通話の応答/終了、コンテンツの再生/一時停止といった操作もできる。
AppleデバイスやAndroidデバイスとワンタッチでペアリング、簡単に接続できる。BluetoothはClass 1で、通信範囲が広く、ペアリングしているデバイスを、どこに身に着けていても、音の途切れが少なく、安定した接続ができるという。左右のイヤフォンはそれぞれ個別にデバイスに接続されるため、片耳だけでも使用可能。
Android用に配信されているBeatsアプリを使うと、ビルトインコントロール、バッテリー残量確認、ファームウェアアップデートといった機能も利用できる。Appleデバイスでは、これらの機能がOSに内蔵されているため、アプリは不要。またiOS端末では「Hey Siri」と話しかけてハンズフリーで音声アシスタントを起動できる。
イヤフォンの再生時間は、ANC/外部音取り込みオフで最大8時間。ANC/外部音取り込みオンの場合は最大5時間。ポケットサイズの充電ケースと組み合わせた場合は、それぞれ最大24時間、最大15時間の再生ができる。Fast Fuel機能により5分の急速充電で最大1時間の再生も可能。
Beats製品として初めて、iOSデバイスの「探す」。Androidデバイスの「端末を探す」機能の両方に対応。イヤフォンを紛失しても、Bluetoothと接続していれば、最後にイヤフォンを確認した場所をもとにすばやくみつけられる。また近くにある際は音を鳴らして探すこともできる。
製品パッケージはBeats史上最小サイズで環境にも配慮。再生資源と責任ある方法で管理された資源を原料とした木製繊維を92%使用している。