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Cayin、マザボ交換できる「N6ii」にチタン製限定モデル

「N6ii-Ti R-2R チタニウム・リミテッドエディション」

コペックジャパンは、オーディオマザーボードの交換が可能なCayinのポータブルオーディオプレーヤー「N6ii-Ti R-2R チタニウム・リミテッドエディション」と、オーディオマザーボード単品の「R01」を7月3日に発売する。価格はN6ii-Ti R-2Rが237,930円、R01が77,770円。発売に先駆けて予約受付を開始した。

N6ii-Ti R-2R チタニウム・リミテッドエディションは、専用のチタニウムボディと真鍮に24KゴールドのPVDコーティングをしたボタンを採用し、マッチドペアされたR-2Rラダー型抵抗をベースに開発されたオーディオマザーボード「R01」のチタニウムバージョンを搭載している。ヘッドフォン出力は4.4mmバランスと、3.5mmステレオミニのアンバランスを装備。

R01のDACは、最大32bit/384kHzまでのPCMとDSDに対応。すべてのデジタルオーディオ信号を24bit/768kHzのシリアルオーディオデータ信号のL/Rチャネルに変換するオーバーサンプリング補間フィルターも備える。

R-2R回路の基準電源には、左右のチャネルともに低ノイズ・高出力のLDOリニアレギュレーターを採用。電流性能、電源過渡応答への対応、高いPSRRと低ノイズ電源システムにより、24ビットR-2Rデコードの精度を確保している。

N6ii-Tiは、プリインストールされているR01で動作するように最適化されているが、全てのN6ii用オーディオマザーボードとも互換する。なお、R01以外のマザーボードはブラックのアルミニウムバージョンのみのため、色の不一致により、外観が損なわれる可能性があるとしている。

N6ii-Ti本体のボディに使われているTA2純チタンは、優れた温度耐性と腐食耐性を装備。CNC加工されたフレームは、チタニウムの強度と柔軟性を保つという。金属疲労に強く、グリップ力を向上させるファインサンドブラスト加工も施している。

Bluetooth 4.2準拠でコーデックはSBC、AAC、aptX、LDACに対応する。Wi-Fiは2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応。

バッテリー容量は5,900mAhで、最大連続再生時間はアンバランス出力で12.5時間、バランス出力で11時間。充電時間は最大4.5時間で、急速充電に対応する。

CPUはSnapdragon 425。OSはカスタムAndroid 8.0ベース。メモリは4GB。ストレージ容量は64GBで、microSDカードスロットを装備し、1TBまで対応する。

デジタル入力として、同軸、および充電と併用のUSB-C端子を備える。

再生周波数帯域は10Hz~30kHz(±0.2dB)、3Hz~80kHz(±3dB)。SN比は115dB。出力インピーダンスはバランスが0.68Ω(32Ω)、アンバランスが0.45Ω(32Ω)。

ディスプレイは4.2型のIPSタッチパネルを搭載。外形寸法は121×70×21mm(縦×横×厚さ)。重量は約349g(R01含む)。レザーケース、USB-Cケーブル、4.4mm to 2.5mmバランス変換アダプタなどが付属する。