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“砂”を3Dプリンタで成型したデスクトップスピーカー。レンタルも
2021年8月1日 10:50
ベッドフォードサウンドは、チェコのDEEPTIMEが手掛けた、ユニークなデザインのデスクトップ用スピーカー「スピルラ」(SPIRURA)を販売中。直販サイトでの価格は151,800円。新たに、レンタルサービスのレンティオと協業して自宅で試せるようになるほか、「購入時レンタル代金キャッシュバック」キャンペーンも開始する。
DEEPTIMEは、3Dプリンター技術の専門家やデザイナーが集まって2014年にプラハ近郊に立ち上げたベンチャー企業。「古代の外観と先進のサウンド。自然形状から発想した」という形状のエンクロージャーは、“砂”を3Dプリンターで一体成型して作られている。材料は珪砂とアルミニウム。
エンクロージャーは密封型で、パッシブ型のスピーカー。ユニットはフルレンジ3インチ(約7.5cm)で竹繊維紙コーンを採用する。周波数帯域は75Hz~20kHz。外形寸法は117×208×222mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.4kg。
エンクロージャーは黄金比とセットになった幾何学パターンを内包。人間の耳の中の、内耳にも、スピルラと同じようならせん状の蝸牛、うずまき管がある。「自然の完璧なかたちを徹底的に追求することで、人類がこれまでにつくった中で最も神秘的な魔法、つまり、音楽を深く理解することができるはず」という思想に基づいて作られた。
ユニットの振動板を軽くする事で、反応が速く、すっきりと濁りのない音を実現。スピーカーをデスクに設置した時に、ユーザーの耳に直接音が届くように設計されている。エッジ部分はサントプレンという特殊な素材を使っており、ゴムのような弾性を持ちながら、非常に軽く、柔軟で、しかも耐久性のあるという。
エンクロージャー内部の表面はなめらかな曲線を描きながら先細になるため、平らな面は存在しない。これにより、「不要音がまとわりつくことなく、振動板が生成する楽音のみがリスナーに届き、明瞭な音を再現可能」とする。
なお、これとは別に、サブウーファー兼アンプの「Thunderstone」(サンダーストーン)も存在し、スピルラと組み合わせた2.1ch「IONICサウンドシステム」(直販437,800円)もラインナップしている。
レンタルが可能に
「写真だけではなかなかその質感の重厚感やクリアなサウンドの魅力が十分伝わりづらい」とし、新たに家電やカメラ買わずに使えるレンタルサービス「Rentio」と協業。手軽に試せるレンタルキャンペーンを企画した。
今回のキャンペーンでは、レンタル後に購入した場合には、レンタル料金7,980円をキャッシュバック。実質無料でレンタルできる。ただし、購入しなかった場合は通常のレンタル費用が発生する。
購入対象の製品はベッドフォードサウンド公式オンラインショップで販売中のスピルラスピーカー(漆黑色、琥珀色)、およびイオニックサウンドシステム(漆黑色)。なお、今回のレンタル対象は「スピルラスピーカー(漆黑色)」のみとなる。
キャンペーンの受付は7月30日から開始しており、2021年8月10日~2021年10月10日までのレンタル開始日の注文が対象となる。