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DYNAUDIO、約14万円の小型スピーカー「Emit 10」など新Emitシリーズ

左からセンタースピーカー「Emit 25C」、ブックシェルフの「Emit 10」、「Emit 20」、フロア型の「Emit 30」、「Emit 50」

DYNAUDIO JAPANは、「Emit」シリーズを一新。上位機のテクノロジーを受け継ぎながら、価格を抑えているのが特徴。ペアでの価格は、ブックシェルフの「Emit 10」が143,000円、「Emit 20」が187,000円、フロア型の「Emit 30」が297,000円、「Emit 50」が385,000円。センタースピーカー「Emit 25C」が1台132,000円。

仕上げは、ブラックサテン、ホワイトサテン、ウォルナットの3種類から選択可能。前面には黒色の磁石式フロントグリルを配置する。

1977年から続く独自のMSPコーンや、布製ソフトドームツイーターから、最新のHexisインナードーム、マグネットシステムまで採用。オーディオだけでなく、ホームシアター展開にも対応できるシリーズとなっている。

各モデル共通の特徴として、ウーファーにMSP振動板を採用。EvokeやContourから受け継いだもので、軽さ、丈夫さ、ダンピング性能のバランスに優れ、クリアなサウンドを再生できるという。磁気回路にはフェライトとセラミックを組み合わせた二層式ストロンチウムカーボンを使っている。

ツイーターは、Esotar3ツイーターから派生した技術を投入。DSR精密コーティングを施した28mmのソフトドームで、振動板の背面にはHexisインナードームを配置。音全体のレスポンスを滑らかにしつつ、ドーム内の反響を低減している。

バスレフポートは破裂音を低減するデュアルフレア型を採用。フォームプラグを使い、低音調整も可能。ネットワーク回路は、“ジュピター”によって測定し、クロスオーバーポイントを最適にチューニング。その後に、長時間のリスニングテストを行なう。

ウーファーのサイズは、ブックシェルフのEmit 10が14cm、Emit 20が18cm。フロア型のEmit 30とセンターの25Cは、14cmのウーファーと、14cmのミッドバスを搭載。フロア型のEmit 50は18cmウーファー×2と、15cmのミッドレンジを搭載する。

外形寸法と重量は、Emit 10が170×272×290mm(幅×奥行き×高さ)で6.43kg。Emit 20が205×3122×370mm(同)で10.32kg。Emit 30が170×272×900mm(同)で15.53kg。Emit 50が205×312×1,140mm(同)で25.96kg。Emit 25Cが550×272×170mm(同)で10.98kg。