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Netflix、幕末~明治が舞台のアニメ映画「ブライト:サムライソウル」

Netflix映画「ブライト:サムライソウル」

Netflixは、ウィル・スミス主演の実写映画「ブライト」のスピンオフアニメ「ブライト:サムライソウル」を、10月12日から全世界独占配信する。幕末から明治の日本が舞台の作品で、主役声優は若手狂言師として活躍する野村裕基。配信に先駆け、本予告映像とキーアートが公開された。

監督は「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」、「サイダーのように言葉が湧き上がる」などを手掛けてきたイシグロキョウヘイ。アニメーション制作は「進撃の巨人 The Final Season」、「ゾンビランドサガ リベンジ」など数多くの作品でCG制作に携わったアレクトが担当する。

本作は、実写映画「ブライト」の世界観を継承しながらも、舞台を幕末から明治の日本に設定。日本ならではの文化と感性が「ブライト」の世界とどう融合するのかも見どころとなる。

幕末から明治の狭間。長き江戸の時代は血が流れる代わりに光(ワンドが放つ力)をもって終わりを迎え、新しい時代に向けて変わり始めていた。

そんな世界の中で、生きる目的を失った隻眼の浪人「イゾウ」と、人殺しに嫌気が差し、盗賊から足を洗おうとしているオーク「ライデン」の二人は、時を同じくして出会ったエルフの少女「ソーニャ」と彼女が持つ「ワンド」を、北にあるエルフの国に無事送るため、東海道を旅することになる。

三人の行く手を阻むのは、森羅万象すべてを従える「ダークロード」の復活を目指して「ワンド」を手にしようとする謎の組織(インファーニ)。彼らは新政府も巻き込んでイゾウたちから「ワンド」を奪おうとする。京都から横浜までの東海道を舞台に、イゾウとライデンの「ワンド」を守る旅が始まる。

主人公である隻眼の浪人・イゾウ役は3歳での初舞台以来、人間国宝の祖父・野村万作、父・野村萬斎に師事し、若手狂言師として活躍する野村裕基。裕基にとってはこれが声優初挑戦となる。盗賊から足を洗おうとしているオーク・ライデン役は平川大輔、エルフの少女・ソーニャ役は若山詩音が務める。

本予告映像とキーアートには、本作の世界観がたっぷり伝わる仕上がりで、イシグロ監督がこだわった、版画からインスピレーションを得た映像表現が3DCGの技術と重なり合った新感覚のアニメーションも注目どころ。

「ブライト: サムライソウル」予告編