ニュース
JBL、最上位完全ワイヤレス「TOUR PRO+ TWS」。NCだけ使えるヘッドフォン
2021年9月28日 11:22
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの新フラッグシップライン「TOUR」シリーズを10月1日より発売。ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤフォン「TOUR PRO+ TWS」と、ヘッドフォン「TOUR ONE」をラインナップする。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格はTOUR PRO+ TWSが25,300円、TOUR ONEが33,000円。
音を楽しむだけではなくリモート会議やオンライン授業などの需要が高まっている背景を受け、TOURシリーズは、「日常生活でのあらゆるシーンにフォーカスし、よりライフスタイルに寄り添う高品質な上位モデルとして新たにラインナップ」するという。
完全ワイヤレス「TOUR PRO+ TWS」
TOUR PRO+ TWSは、進化したハイブリッドノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレス。余計なノイズが多く存在する周波数帯を中心にノイズ軽減の効果を発揮できるよう再チューニングした新設計で、「上質な静寂とサウンドをお届けする」という。
2種類の外音取り込み機能も搭載し、必要な時間だけ周囲の音を聴いたり、イヤフォンを装着したまま相手と会話することも可能。本体をタップし、ワンタッチで簡単に切り替えできる。
セルロースナノファイバー素材を振動板に採用した6.8mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。植物由来の素材で鋼鉄の5分の1の軽さでありながら、鋼鉄の5倍の高強度、温度による伸縮もガラス程度に強固といった特性を持ち、「音の歪みを抑え、低域から高域までよりバランスよく、フラットで豊かな安定したサウンドカーブを追求した」という。
本体左右それぞれに3つ、合計6つの通話用マイクを搭載。 音声をピックアップするビームフォーミングマイクにより、 集音と、環境音と声を切り分け、周囲が騒がしい環境下でも話し声だけを明瞭に届けられる。外出先での通話だけでなく、オンラインでの会議や授業などでも、質の高い双方向のコミュニケーションを実現する。
高低差のある5種のイヤーピースと2サイズのエンハンサーを付属。専用アプリによって装着感もチェックできる。
雨や汗を気にせず使用できるIPX5防水に対応。ケースは置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応する。
iOS・Android用アプリ「JBL Headphones」を使い、EQによる音質の調整やイヤフォン本体の操作割り当ての変更、紛失時の「イヤホンを探す」機能などが利用可能。
NC機能をオンにした状態でのバッテリー持続時間は最大約24時間、オフ時では最大約32時間。高速充電にも対応する。
片方のイヤフォンでも使用可能な「デュアルコネクト」機能により、左右両方のイヤフォンを使用するステレオモードに加え、どちらか片方単体のモノラルモードで音楽再生や通話が可能です。片方を充電しながら交互に使用することで、長時間使用も可能。
ヘッドフォンの「JBL TOUR ONE」
外部への音漏れをリアルタイムに自動検知して補正するハイブリッドノイズキャンセリング機能に対応。さらに、有線接続時はハイレゾ再生もサポート。ワイヤレス時は10Hz～22kHzまで、有線時は10Hz～40kHzまで再生できる。
また、NC機能がオフの状態で最大約50時間、オンでも最大約25時間の長時間ワイヤレス再生が可能。
軽量かつ剛性が高いLCP(液晶ポリマー)振動板を採用した、40mm径ダイナミック型ドライバーを搭載。音質も向上させた。不要な振動や歪みを抑え、低域から高域までよりバランスよく、フラットに安定したサウンドカーブを追求。「豊かで伸びやかな低音から各楽器のアタック感や精細なサウンドを再現する中高域まで、高いサウンドクオリティを実現した」とする。
新素材の採用などで軽量化し、重量は約273g。長時間の装着でも頭や耳に負担をかけないという。
左右イヤーカップに各2、合計4つの通話用マイクを搭載。NC用のビームフォーミングマイクでノイズと会話の方向に応じて自動的に調整し、通話品質を向上。会話の相手にのみ正確な音声を届けられる。
全体的に丸みを帯びた柔らかいシルエットに、朝日が昇る水平線をイメージしたという流線形のミラー調素材を採用している。防滴仕様ではない。
TOURシリーズ共通の特徴
専用アプリ「JBL Headphones」と連携し、新たな機能に対応している。
「サイレントナウ」は、Bluetooth接続を切断した状態でも、NC機能を維持できるもの。移動中の睡眠時や、作業に集中するために静寂が必要な時に利用可能。Bluetooth接続が必要ない分、本体バッテリーの節約に寄与する。別メニューの「マイアラーム」で「今すぐ寝る」を選択すると瞬時にBluetooth接続を切断し、即時的に静寂が得られる。
「マイアラーム 」で就寝時間を設定すると、再生している音楽のボリュームを徐々に下げて、自動で「サイレントナウ」モードになる。設定した起床時間になるとタップ音のようなアラーム音で目覚めをサポート。長距離の移動時の仮眠でも、「耳元でアラームが鳴るため、大きな音で周囲に迷惑をかけることや寝過ごしてしまう心配もない」とのこと。
ノータッチでボイスアシスタントを起動する「ウェイクワード」は、アプリ内での設定により、「OK Google」や「Alexa」と呼ぶだけで、イヤフォン本体をタップすることなく、 各ボイスアシスタントを起動して使用できる。
アプリでは、操作時の各種言語を選択可能。音声ガイダンスにより、モード切り替え時など、音声で現在の状態を伝えてくれる。ガイダンスをオフにすることも可能。
対応コーデックはどちらのモデルもSBCとAAC。