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ソニー、録音データから聞きたい場所を素早く探せるICレコーダー

「ICD-TX660」

ソニーは、スティック型のICレコーダー「ICD-TX660」を11月26日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,000円前後。カラーはブラックのみ。

外形寸法約102×20×7.4mm(縦×横×厚さ)でスマートに録音できるとするスティック型デザインICレコーダー。従来機「ICD-TX650」のコンパクトさと小型でもクリアに録音できる高性能デジタルマイクはそのままに、録音時の電池持続時間は15時間から17時間に増加、ディスプレイの面積がモデル比141%大型化、端子がUSB-Cになるなど、基本性能が向上し、使いやすくなったとしている。

上が新機種のICD-TX660。ディスプレイが大きくなった

最大の進化点は、本体にジャンプキーを新たに搭載し、録音ファイル全体の10%ごとに送り/戻しが可能なタイムジャンプ機能が使用可能になり、長時間録音データから任意の点を探しやすくなったこと。

上がICD-TX660。オプションボタンの隣に新たにジャンプボタンを搭載した

カラーは従来機で売り上げの8割を占めていたブラックに絞り、高級文房具をイメージしたシックでマットな色合いに仕上げたという。「SONY」のロゴも反射を抑えた仕上がりに変更したほか、胸ポケットなどに装着している状態でもLEDランプが視認できるようになり、録音中か確認できるようになった。また、電源オフの状態から録音を開始できるワンプッシュ録音機能も備えている。

LEDライトを比較。上がICD-TX660。正面からはあまり差がない
左がICD-TX660。側面からでもLEDが見やすくなり、胸ポケットに入れたまま録音状態か否かを確認しやすくなった

再生時の電池持続時間は15時間。約3分の充電で約1時間録音可能な急速充電に対応している。

内蔵ストレージは16GB。重量は約29g。USB-C to Aケーブル、キャリングケースが付属する。

本体側面。電源/ホールドボタンを装備している側
USB-C端子
本体裏面。クリップを備えている