ニュース

ELECTROCOMPANIET、完全バランス/トップローディング式CDプレーヤー

CDプレーヤー「EMC 1 MKV」

シーエスフィールドは、ELECTROCOMPANIETブランドの新製品として、完全バランス設計のCDプレーヤー「EMC 1 MKV」を21日に発売した。価格は120万円(税別)。

ノルウェーのオーディオメーカー・ELECTROCOMPANIET(エレクトロコンパニエ)のCD専用プレーヤー。ロングセラーモデル「EMC 1」の第5世代モデルとなり、同社伝統のトップローディング方式を維持しながら内部部品を一新しているのが特徴。

具体的には、新たなドライブユニットの搭載に加え、音質向上のために電子部品をアップデート。より剛性の高い構造を実現する新しいメカニズムと、同社新製品同様にデザインを一新した最新シャーシを導入したという。

より優れたパフォーマンスを得るために、高性能サンプルレート・コンバーターや、ディスクリート・アナログオーディオ回路を備えたフルバランスD/Aコンバーターを採用。さらに、音響および機械的振動を打ち消す独自のキャンセル・システムを特徴とし、レーザー・ピックアップによる音響的に劣化した不要な信号の受信を防ぐ構造とした。

ほかにも、アナログ/デジタル/トランスポート/トランス/コントローラ回路を遮蔽する5つのハウジングや、アナログ・デジタル回路用のトランスと電源を分離する設計を採用。

同社では「デジタルでありながら、アナログなサウンド。ダイナミックでありながら、緻密な表現力。昨今の多機能機器とは一線を画し、余分な機能を徹底排除。フィジカルCD音源の有機的な再生に特化したデバイス」としている。

背面

再生対応フォーマットはCD、CD-R、CD-RW。出力は同軸デジタル、光デジタル、RCA、XLRを各1系統のほかに、RS232、12Vトリガー端子を用意。出力レベルはアンバランスで2.3Vrms、バランスで4.6Vrms。ノイズフロアは<-130dB。周波数偏移は0.05dB(20Hz~20kHz)。チャンネル分離は>110dB。全高調波歪+ノイズは<0.003%。ダイナミックレンジは120dB。

サウンドケア製スーパースパイクを採用。消費電力は25W。外形寸法は470×422×118mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は18kg。リモコンを付属する。

(左から)通常の付属クランプ、スパイダークランプ

発売に合わせ、有料オプションのスパイダークランプをプレゼントする成約記念キャンペーンを実施する。製造コストの高騰や為替変動により、予告なく中止となる場合があるという。