ニュース
リードソン、天然木×アルミ削り出しのパワーアンプ。240万円から
2021年7月5日 08:00
シーエスフィールドは、仏リードソンのパワーアンプ「ODEON」を発売した。仕上げのラインナップはマルチラインビーチ、ウォルナット、エルム・パールを用意し、マルチラインビーチでの価格は定格出力250Wの標準仕様が240万円から(税別)、500Wの特注仕様が320万円から(同)。
- 定格出力250W(標準仕様)
マルチラインビーチ 240万円(税別)
ウォルナット 244万円(税別)
エルム・パール 248万円(税別) - 定格出力500W(特注仕様)
マルチラインビーチ 320万円(税別)
ウォルナット 324万円(税別)
エルム・パール 328万円(税別) - オプション
バランスXLR入力 55,000円(税別)/ペア
ラッカー仕上げ 25万円(税別)
“クリーンな出力性能に対して一切妥協を許さない”パワーアンプとしている。アルミブロックからの削り出し加工を採用し、剛性が高いことで、電子部品(プリント回路、コンデンサ、抵抗器)は樹脂に閉じ込められているかのような総慣性を持つという。
動作モードはPWM(パルス幅変調)原理に基づき、高い効率性(90%以上)を確保し、放熱量は従来の設計の5分の1と、ヒートシンクの必要性を排除。独自にモディファイしたデュアル・フィードバック・ループ技術を投入することで、従来のD級アンプに比べ、オープンループ利得、位相回転、歪み率、堅牢性において飛躍的に向上したとする。
熱交換は、シャーシの底部(表面全体が厚み1センチのアルミ)を介して行なわれ、良好な熱放散と優れた機械的強度が得られるため、効率的に内部振動を抑制。これらを利用することで、外観デザインを形成すると同時に寄生振動を回避するバイマテリアルデザイン(天然木と削り出しアルミの融合)が可能になった。
250W標準仕様は、消費電力の大きいスピーカーに最大30A/chのピーク電流を供給し、幅広いスピーカー負荷をドライブすることができます。8Ωで2×250Wの出力、4Ωでは2×500Wで出力可能な設計。加えて、500W特注仕様では、その倍の出力が可能。
配線とグランドプレーンにはとくに注意が払われているとし、低い全高調波歪み(THD)と並行して、ノイズレベルも低く、「オーディオファンにとって目を見張るようなサウンドクオリティーが得られる」とする。
低歪み、高ダイナミックレンジ、高ダンピングファクター(1,000/1khz)を備え、1.5Hz〜70kHzの超広帯域幅を克明に再現するように設計。その結果、人間の聴覚の限界に対する直線性が確保され、同時にスピーカーの負荷に基づく変動を大幅に低減させるとしている。
最小負荷インピーダンスは、標準仕様が2.5Ω、特注仕様が2.7Ω。ダイナミックレンジは標準仕様が117dB、特注仕様が129dB。THD+ノイズ1W/1kHzは標準仕様が0.006%、特注仕様が0.005%。出力インピーダンスは標準仕様が7mΩ、特注仕様が5mΩ。
消費電力は標準仕様が24Wでスタンバイ時0.15W、特注仕様が35Wでスタンバイ時0.25W。
外形寸法は共通して442×347×82mm(幅×奥行き×高さ/脚部除く)。重量は約16kg。