ニュース

実写版「鋼の錬金術師 完結編」2部作で公開。5月から

「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」
(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (C)映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会

「鋼の錬金術師」連載20周年の新プロジェクトとして、新たな実写映画の公開が決定した。原作の最終話までを描く完結編として二部連続公開される。タイトルは「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」で、主人公のエドワード・エルリック役は、前作に続いてアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が務める。公開日は「復讐者スカー」が5月20日、「最後の錬成」が6月24日。

あわせて、本作の予告とポスタービジュアルも公開されている。

映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』予告
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』30秒予告

「復讐者スカー」は、原作でも人気のキャラクターである、“傷の男(スカー)”が中心となる物語。スカーは右腕に分解の錬成陣を刻み込み、かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、すべての国家錬金術師の抹殺を誓う男。主人公のエドも命を狙われ、ふたりは相対することになる。本作では、新田真剣佑がスカー役を演じる。

「最後の錬成」では、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアルフォンス・エルリック、そして仲間たちが描かれ、完結編というタイトルどおり、感動の最終話までを描き切る。

キャストは、エドとアルの幼馴染で、機会鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役の本田翼、“焔の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ロイ・マスタング大佐役のディーン・フジオカ、アメストリス軍ではリザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太、ホムンクルスではエンヴィー役の本郷奏多、グラトニー役の内山信二などが続投。

新キャストはスカー役の新田のほか、東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきたシン国第十二皇子リン・ヤオ役に渡辺圭祐、リンの護衛ランファン役に黒島結菜、“紅蓮の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ゾルフ・J・キンブリー中佐役に山田裕貴など、豪華若手俳優陣が参加する。

さらに実力派俳優の内野聖陽が、ヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親であるお父様の二役を演じるほか、特別出演として舘ひろしが、アメストリス軍の大統領キング・ブラッドレイを演じる。他にも山本耕史や、栗山千明、仲間由紀恵、風吹ジュンなど、豪華俳優陣も集結。

監督は曽利文彦、脚本は曽利監督と宮本武史、企画・制作プロダクションはOXY BOT、配給はワーナー・ブラザース映画。

原作者の荒川弘氏は、今回の実写化映画化について「一作目が、まだまだこれから! というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです! 撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、劇場で観るのが楽しみです!(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)」とコメントを寄せている。

主演の山田は「僕自身『鋼の錬金術師』が大好きで続編が決まる前からチャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、気持ちが途切れることのない4年間でした。こうして公開が決まり、とても嬉しく思っています。やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。撮影は大変でしたが『やっぱりこの作品が好きだ』という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。今回から参加する新キャストの方もとても豪華ですし、スタッフキャスト一丸となって取り組みましたので、エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です」とコメント。

スカーを演じる新田も「2部作の脚本をいただき、夢中になって読みました。もともと一作目を観ていたのであの凄まじいクオリティの世界に飛び込めると思うととても楽しみでした。スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。原作でも人気のスカー。完成が楽しみです」と語っている。