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「サウンドステージを広げる」イヤピース、iReep01

iReep 01

オーツェイドは、イヤフォン開発で培った音響解析技術とシミュレーション技術を使い、独自の反射型放音構造をもつイヤピース「iReep 01」(intime Reflective emission ear piece)を開発。6月上旬から、同社イヤフォンのアクセサリーとして販売を開始する。価格は2,640円で、S/MS/M/Lサイズがセットになっている。

同社のイヤフォンは、積層型圧電セラミックツイーターVSTを採用しているのが特徴。そのサウンドには、「セラミックツイータが作り出す高い解像度」、「透明感のある中高域」、「広いサウンドステージと臨場感」という特徴がある。

イヤフォンの開発に必要な、振動解析、音響解析の高度化に注力。「臨場感やサウンドステージの広さを具現化するための技術的なノウハウを蓄積してきた」という。これらの解析技術を駆使し、「イヤピースにもサウンドステージの広さや臨場感を持たせることに成功した」というのがiReep 01。

開発にあたっては、人間が、“左右の耳に届く音のずれ(距離や音量、位相のずれなど)を認識することで音の方向を把握している”事に注目。「擬似的なサラウンドを得るためには、イヤフォンから出る直接音とわずかに遅延時間を持たせた反射音を重畳して放出し、人の耳に空間を感じさせることが必要である」とし、iReep01ではイヤピース内部で効果的な反射音を作ることを検討。

従来のイヤピースと比べ、内部に反射空間を設ける事で、効果的な遅延音を意図的に作るよう構成。直接耳に入る音と、反射して耳に到達する音が重畳されることで、「聴感上の遅延を感じて広いサウンドステージと臨場感を感じることができる」という。

これを踏まえ、「純粋なオーディオ用のイヤピース用としては元より、ライブサウンドやゲームサウンドなどを聴かれる際、または映画などを鑑賞される際の味変的なイヤピースとして、ポータブルオーディオを楽しむ方に是非お勧めしたいイヤピース」とアピール。

また、この方式は「当社製イヤホンに限らず、他社製イヤフォンに装着してもその効果は顕著に表れる」という。