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TCL、ミニLED×量子ドットの4K液晶テレビ。Google TV搭載

「C835」シリーズ

TCLジャパンエレクトロニクスは、ミニLEDバックライトと量子ドット技術「QLED」を採用したGoogle TV搭載4K液晶テレビ「C835」シリーズを、5月27日より順次発売する。サイズは65型「65C835」と55型「55C835」。価格はオープンプライス。

「TCL Mini LEDバックライトテクノロジー」を採用

従来の4K液晶テレビに比べ色域を拡大できる「QLED」技術と、「TCL Mini LEDバックライトテクノロジー」を組み合わせたモデル。従来モデル比で明るさは4倍になり、直下型ミニLEDライトをゾーンごとにオン/オフ制御するローカルディミングによりコントラストも大幅に向上した。

パネル解像度は4K/3,840×2,160ドット、視野角は上下左右178度。120Hz倍速駆動パネルにより、動きの速いスポーツなどのシーンもくっきり滑らかな映像で表示するという。広色域(WCG)や動き補正(MEMC)、Dolby Vision、HDR10、HLGにも対応。パネルは通常よりも反射率を約40%カットした低反射パネル。

「AlgoエンジンMax」による映像の精細感の復元例

映像エンジンは、最高クラスの映像美を追求し、映像処理の総合力を引き出すという「AlgoエンジンMax」。映像の精細感の復元、コントラストの向上、残像感の低減、運動が速いシーンの高画質処理、3次元のカラーマネジメントとHDR映像の優れた表現力を実現するという。

本体背部にサブウーファーを搭載し、Dolby Atmosにも対応。スピーカーの実用最大出力は60W。内蔵チューナーはBS/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CSデジタル×2。録画機能も備える。

HDMIは3系統で、内訳はHDMI 2.1/2.0aが1系統、HDMI 2.0a/1.4aが2系統。HDMIポート1のみARC/eARCに対応するほか、全ポートがCEC、HDCPに対応する。

ALLM(Auto Low Latency Mode)にも対応しており、入力機器からのゲームプレイ映像情報を検出次第、自動的にゲームモードへと切り替わり、1,080p/60Hz入力時は映像遅延時間が4msまで短縮される。4K/60Hz入力時は8ms。

そのほかUSB×2、ビデオ入力、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、LAN端子を装備。Wi-Fiも使用できる。

Google TVを搭載し、YouTubeやNetflix、Huluといった動画配信サービスのほか、Webブラウザ、Chromecastなどを利用できる。Googleアシスタントにも対応しており、リモコンのボタンを押して話しかけるだけで見たい映像を簡単に検索できる。

消費電力と年間消費電力量は、65型が330W、210kW/年。55型が270W、175kW/年。65型は400×400mm、55型は300×300mmのVESAマウントを備え、壁掛けにも対応した。

外形寸法と重さは、いずれもスタンドを含めて65型が1,446×319×903mm(幅×奥行き×高さ)/26kg。55型が1,226×280×789mm(同)、18.7kg。