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「ゆるキャン△」のキャンプ場が山梨にオープン。原紗友⾥が現地へ

原紗友⾥さん
(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

7月16日に山梨県「道の駅しもべオートキャンプ場〜ゆるキャン△の⾥」のオープンを記念して、オープニングセレモニーが開催。同日TOHOシネマズ甲府にて映画「ゆるキャン△」の「⼤ヒット御礼! ⼭梨凱旋舞台挨拶」も行なわれ、両イベントに⼤垣千明役の原紗友⾥さんが登壇。レポートが到着した。

「道の駅しもべオートキャンプ場〜ゆるキャン△の⾥〜」オープニングセレモニーには原さんをはじめ、⾝延町役場観光課課⻑・⾼野修さん、企業組合みのぶ地域振興 Link300 代表理事・⾚池宏⽂さん、映画「ゆるキャン△」宣伝担当の前川亮さんが登壇。

まずは原さんが「ゆるキャン△」流あいさつ「キャンにちわ!」と元気よく登場。TVシリーズの第1作⽬から、たびたびモデル地として登場してきた下部地区。⾼野さんは、「ゆるキャン△」のメインキャラクター5⼈が通う本栖⾼校(旧下部⼩学校・中学校)や、本栖湖、下部温泉などの観光スポットを挙げながら「『ゆるキャン△』のおかげで町がかなり活性化してきた」と述べる。

以前⼀度キャンプイベントで⾝延町を訪れたことがあるという原さんは、完成したキャンプ場を⾒て「この環境でキャンプができるというのはすごく気持ちが良さそうだなと思いました!」とコメント。YouTubeでキャンプ場づくりの様⼦を⾒ていたそうで、「『ここでやっていたんだな!』というのが第⼀印象でした(笑)」と会場の笑いを誘った。

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

このキャンプ場づくりに取り掛かった経緯を、⾚池さんは「休館になった道の駅を再⽣しようとなったときに、芝⽣であったり元々あるものがキャンプ場に向いているという話になったのがきかっけです」と振り返る。「あるものをしっかり活かしていくことで、⾊々なものが⽣まれていくのではないかと思っている」と⾃⾝の考えを語った。

また、今回キャンプ場づくりには映画「ゆるキャン△」宣伝スタッフたちも参加。前川さんは「シナリオの段階でキャンプ場を作ることは把握していたので、その点を宣伝活動に活かしたいと思っていた⽮先、フィルムコミッションのコーディネーターの⽅からこの計画を聞き、お願いしたのがきっかけ」と思い返し、草刈りや薪割り、⽔場の清掃などを⾏い、実際に劇中と同じように、キャンプ場作りの過程を体験することができたと話した。

それには⾼野さんも「映画を拝⾒して、まさにコンセプトが(映画とキャンプ場とで)マッチしていて驚きました」とコメントした。

そして⾝延町マスコットキャラクター”みのワン”も⾒守る中、4名で記念すべきテープカット。会場からは拍⼿が起きた。

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

終わりには、前川さん「みなさまにとってこの場所が故郷のようになれば」、⾚池さん「みなさんで⼀緒に育てていけたら」、⾼野さん「ここを拠点にモデル地めぐりをしていただけたら」と改めてキャンプ場への想いを語った。

原さんは「『ゆるキャン△』の名前をつけていただけることを嬉しく思います。『ゆるキャン△』ファンの皆さんがここに訪れてキャンプの良さを知っていただく。逆に、キャンプが好きで訪れて『ゆるキャン△』を知っていただく。お互いがここから始まって物語を作っていく、そんな場所になったら素敵だなと思っています。このキャンプ場も『ゆるキャン△』も、末⻑く愛していただけたらと思います」と喜びの表情を浮かべ、セレモニーは幕を閉じた。

「⼤ヒット御礼! ⼭梨凱旋舞台挨拶」

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

つづく「⼤ヒット御礼!⼭梨凱旋舞台挨拶」には原紗友⾥さんに加えて、やまなし観光推進機構の武川清志朗さんが登壇。⼭梨南アルプス市の⼟偶キャラクター「⼦宝の⼥神 ラヴィ」も駆けつけた。

劇中で⼤⼈になった千明が勤めているのが”やまなし観光推進機構”ということで、職業繋がりの舞台挨拶。久しぶりに⼭梨を訪れて原さんは「先ほど道の駅しもべオートキャンプ場のオープニングセレモニーにも参加させていただいたんですが、いまめちゃくちゃ気持ち上がっております……⼭梨だ! キャンプだ! 『ゆるキャン△』! ってテンションで(笑)」と興奮気味に感想をコメント。

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

⼭梨の盛り上がりについて武川さんは「『ゆるキャン△』のおかげで多くの⽅に⼭梨県お越しいただけていますし、盛り上がっていてありがたいです」と「ゆるキャン△」の影響⼒に⾔及。

(C)あfろ・芳文社/野外活動委員会

映画では、千明が⼭梨を盛り上げるためにキャンプ場計画を⽴てたり、着ぐるみを着たり。このお仕事について原さんは「⼭梨の魅⼒を伝え、⼭梨を盛り上げるために、⼭梨っ⼦として奔⾛する仕事かな?」とイメージ。すると武川さんは即座に「正解!」と答え、「映画やドラマのロケ地を紹介する仕事やWEBマガジンを企画する担当がいたり、イベントを企画する担当がいたり、多種多様なんです。幅広く観光のお⼿伝いを地域の⽅とやっていくお仕事です。」と補⾜した。

⼭梨県の⾏ってみたい場所について原さんは「趣旨とはずれるかもしれませんが」と前置きした上で、「⼭梨県庁にお邪魔してみたいなと思っています」と回答。「⼟⽇は⼀般に開放していますよ」という武川さんの⼀⾔で原さんは⼤興奮。職場を⾒てみたい……と期待に胸を膨らませる場⾯も。

武川さんは「桃のシーズンですし、TVシリーズでモデル地となっているフルーツ公園は⾮常に眺めも良いところで、ぜひ⾏っていただきたいです!」とアピールした。

武川さんは今回の映画でのロケ地を紹介するにあたり、「今回”再⽣”というテーマがあるので、”再⽣”したキャンプ場をモデルにしているんですよね。バックボーンを整理した上で提案させていただきました」とロケハンの裏側を明かした。

また、原さんは道の駅しもべのオープニングセレモニーを話題に挙げ「”キャンプ場がオープンする⽇”を⾒たことがなかったので、すごく⾯⽩かったですね!」と熱冷めやらぬ様⼦で話し、「普段鍛えているわけでもない普通の⼥の⼦たちが、あの⼈数で草刈りをしたと考えるとすごいですよね。パワフルガールですよ!」と映画での5⼈を振り返った。

最後には、武川さんが「多くの関係者の⽅、ファンの⽅みなさんにここまで応援していただいて今⽇こういった形で迎えることができました」と感慨深げな表情を浮かべながらコメント。

原さんは「それぞれの進路がある中で、U ターンして⼭梨に帰ってきたというのがすごく千明っぽくて。東京のイベント会社に就職した上で戻ってくるというのが、めちゃくちゃ千明らしくていいなと思っていました。皆さんもそれぞれのキャラクターらしい⼀⾯を探してより楽しんでいただけるんじゃないかなと思うので、何度も⾒ていただけたらなと思います!」と挨拶し温かな拍⼿に包まれる、和やかなイベントとなった。