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ラックスマン、ナイフエッジトーンアーム採用アナログプレーヤー。99万円

ベルトドライブ式アナログプレーヤー「PD-191A」

ラックスマンは、ベルトドライブ式アナログプレーヤー「PD-191A」を9月に発売する。価格は99万円。SAECと共同開発したナイフエッジ機構採用の完全新規設計オリジナル・トーンアームの「LTA-710」を搭載している。

2011年の「PD-171」から11年、その間に得られたラックスマンのさまざまなオーディオ製品を構成する最新技術を盛り込み、「アナログプレーヤーというコンポーネントを一から再設計した」というプレーヤー。

高精度のPID制御によるスムーズな回転を実現するDCブラシレスモーターをエンジンとして、高慣性を生みだす重量級プラッターを経年変化に強いEPDM製ベルトを介して駆動するベルトドライブ式のシステムを採用。

さらに、SAECと共同開発した完全新規設計のトーンアーム「LTA-710」を搭載した。このアームは、レコードの微細なグルーブを確実にピックアップするため、軸受部には初動感度に優れるナイフエッジを採用。アームの実効長は10インチとすることで、トラッキングエラーを抑え、面振れに対する制動性を高めている。

アームベースは付け替え可能な交換式。発売済みの豊富なオプションにより、SME 3009 をはじめ、ORTOFONやSAEC、FRなど往年のトーンアームを装着することも可能。さらに 左後部にロングアームを装着するための外付けアームベースも取り付けできる。第1弾として、ラックスマンからSME 3012用を用意するとともに、今後ロングアームを擁する各ブランドより、対応アームベースが発売予定。

15mm厚のトップパネル同一面上には、主要パーツであるスピンドル+プラッター、トーンアームをマウント。制振インシュレーターレッグ経由で接地するアンダースラング構造を採用。

ドライブモーターと電源トランスは、新たなシャーシとして設けられた3.2mm厚のボトムパネルに制振ゴムを介してフローティング・マウントすることで、デリケートな信号のピックアップを振動源から切り離し、機械的なSN比(ランブル)やハウリング性能を大幅に改善した。

回転数は33 1/3rpm、45rpm、78rpm。ワウ・フラッターは0.04%以下(W.R.M.S)。適合カートリッジ自重は4~11g(付属ヘッドシェル込み17~24g)。消費電力は5W。外形寸法は491×399×128mm(幅×奥行き×高さ/ターンテーブル上面まで)。重量は24.8kg。

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