ニュース
final“有線を超えるTWS”「ZE8000」公開
2022年9月18日 14:36
フジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭 2022」が9月18日に中野サンプラザで開幕。1日のみの開催で、入場は事前予約制。ここでは、有線イヤフォンを超える音質を目指して開発中という、TWSの最上位モデル「ZE8000」を参考展示したfinalのブースをレポートする。
ZE8000
finalブースの目玉は、TWSの最上位モデル「ZE8000」。音を聴く事はできない外観展示のみだが、「有線イヤフォンを超える音を目指している」という意欲作だ。10月末に正式発表の予定で、年内には発売する見込み。価格は未定だが、「ZE8000という型番から高価格を連想されるかもしれないが、そうではなく、お求めやすい価格になるように努力している」とのこと。
形状としてはスティックタイプに見えるが、大きな特徴として、チップやアンテナといった電気系回路が入っているスティック部分に、丸いイヤフォン部分の筐体がくっついた形状になっており、デジタルとアナログ、それぞれの空間が完全に別に分かれている。
これにより、アナログのイヤフォン部分はその部分だけで音質を追求する事ができ、有線イヤフォンを超える音質を目指せるようになったという。
また、参考展示品の黒いモデルには、カスタムイヤーピースが取り付けられている。finalで、ZE8000向けのカスタムイヤーピースもオーダーできるようになり、それをZE8000に取り付けて使えるほか、充電ケースもカスタムイヤーピースを装着した状態で収納できるデザインになっている。
D8000 Pro Limited Edition
発売中のD8000の限定モデルとして、「D8000 Pro Limited Edition」を発売予定。カラーリングがブラックをメインとしたものになるほか、ハウジング中央部分に金メッキを施している。また、イヤーパッドが特殊な和紙をベースとしたものになり、通気性に優れているという。ケーブルなども含めて運搬できる、本格的なキャリーケースもセットで販売する予定。
MAKEシリーズの最新作「MAKE4」
音のカスタマイズが楽しめるMAKEシリーズの新モデルであり、購入しやすい価格を目指しているという「MAKE4」のプロトタイプも公開。年内発売予定。
内部構造も見ることができるほか、ノズルの部分や、筐体後部のダイヤルを回すことで、手軽にチューニングができる機構も紹介。“買いやすく、音のチューニングも手軽に体験できる”モデルになるという。
final UX3000
finalは、agブランドでコストパフォーマンスの高いNCヘッドフォン「WHP01K」を発売しているが、海外市場ではfinalブランドへの馴染みが深い事から、WHP01Kをベースに、finalブランドとしてロゴを配し、仕上げを変更。音も、よりfinalのサウンドに近いようにチューニングしたモデルとして「final UX3000」が展開されている。それを日本へと逆輸入して販売が検討されている。価格はWHP01Kよりも少し高価になる見込み。
ag
agブランドの新製品として、ゲーミングヘッドセット「WHP02G」と、重低音が特徴の「BASS1」を今後発売予定。
WHP02Gは、ゲーミング用としてハウジングが光ったり、ブームマイク、ワイヤレストランスミッタなどが付属するが、光をOFFにしたり、マイクを取り外しす事も可能で、ゲームプレイ以外にも、通常の音楽用ヘッドフォンとして活用できる。ブームマイクを取り外しても、内蔵マイクを用意しているため、通話は可能。
