レノボ、16.3型有機ELの折りたたみ式PC

「ThinkPad X1 Fold」

レノボ・ジャパンは、折りたたみ可能な有機ELディスプレイを搭載した16.3型の2-in-1 PC「ThinkPad X1 Fold」を発表した。直販サイトのレノボオンラインストアでは10月中旬以降に発売予定。価格は542,300円から。

アスペクト比4:3、解像度2,560×2,024ドットの有機ELディスプレイを搭載。輝度は600nitでHDRにも対応した。4辺狭額縁設計で、折りたたむことでコンパクトに持ち運ぶことができる。マルチタッチ(10点)にも対応。

画面を横置きにしたランドスケープ、縦置きにしたポートレートのほかブック、タブレット、クラムシェルなど、さまざまなモードで利用できる。TrackPoint搭載のフルサイズキーボードや専用スタンドをオプションとして用意。キーボードはタイピングがしやすく、本体に接続した状態、外した状態の他、本体上に重ねても使用できる。クラムシェルとして利用する際はディスプレイサイズが12型となり、モバイルPCのように使える。

さらに4,096段階筆圧感知のPrecision Penもオプションとして用意し、スケッチやメモ、電子署名などに使用できる。本体を縦置き利用時も、横置き利用時も、マグネットで取り付けられる。

ディスプレイをシームレスでフルフラットに広げられるよう、新しいヒンジも設計。ベイパーチャンバー採用のファンレス設計で、冷却性能を確保しながら、ホコリやゴミの侵入を防ぐ。MIL-STD-810Hに準拠した堅牢性も確保した。

500万画素のカメラやスピーカー×3基、マイク×4基を搭載。Dolby Voice、Dolby Atmos機能も備える。バッテリー駆動時間は最大約14.65時間。インターフェースはUSB4(Thunderbolt 4対応)×2、USB Type-C 3.2 Gen 2 x 1 (Video-out対応)。

OSはWindows 11 Pro 64bitまたは、Windows 11 Home 64bit。プロセッサーは第12世代インテルCore i7/i5プロセッサー。メモリは最大32GB、ストレージは最大1TBまでカスタマイズできる。

外形寸法はランドスケープモード時で約345.7×276.2×8.6mm(幅×奥行き×高さ)、折りたたみ時で約276.2×176.2×17.4mm(同)。重さは本体単体で約1.27kg～、キーボード+スタンドは627g。