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Klipschの新センタースピーカー2機種。Tractrixホーン採用

REFERENCE PREMIEREシリーズの「RP-404C II」

ティアックは、Klipschブランドのセンタースピーカー新製品として、REFERENCE PREMIEREシリーズの「RP-404C II」と、REFERENCEシリーズの「R-50C」を12月10日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。ティアックストア価格は、RP-404C IIが91,300円、R-50Cが52,800円。

RP-404C II

REFERENCE PREMIEREシリーズの「RP-404C II」

新開発の大型90度×90度シリコン複合ハイブリッド「Tractrixホーン」を採用。「高周波を驚くほど効率的にリスニングエリアに伝達し、より鮮明でクリアなサウンドを実現する」という。フェーズプラグと圧縮成形シリコンフェースも備え、スムーズな周波数特性を実現した。

ツイーターユニットは、リニアトラベルサスペンション(LTS)チタンダイアフラムを採用。歪みを最小限に抑え、細部にわたるパフォーマンスを強化した。ベント式のツイーターハウジングにより、不要な高調波を発生させる定在波を低減させている。

Cerametallicコーン・ウーファーは再設計されたもので、サイズは4インチ。「完璧なサウンド再生、最小限の歪み、最大限の効率性を実現するために更新された」という。

筐体は、奥行きの浅い密閉型であるため、置く場所を選ばないという。

再生周波数帯域は87Hz~25kHz +/-3dB、出力音圧レベルは94dB@2.83V/1M。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は650Hz/1,900Hz。外形寸法は68.2×16.4×14.5cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.25kg。

R-50C

REFERENCEシリーズの「R-50C」

Tractrixホーンを採用。1インチのLTSアルミニウムダイアフラムツイーターを採用しており、ユニットのサスペンションには軽量かつ剛性が高いカプトンを、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用。「アコースティック楽器の音の質感や、ボーカルの艶やかな表現力に優れている」という。

TCP((Thermoformed Crystalline Polymer:熱成形結晶性ポリマー)のウーファーも、軽量かつ強度が高く、音の歪みを低減。スピード感のあるKlipschならではの力強い低音を再生するとのこと。サイズは13.34cm(5.25インチ)。

ブレーシング加工を施したキャビネットは、不要な振動を抑え、より正確なサウンドを再現。キャビネットは落ち着いたブラックの木目調仕上げで、「映像からの光の反射を抑え、映像鑑賞の邪魔をしない」という。密閉型で、外形寸法は47.6×20.8×17.8cm(幅×奥行き×高さ)。重量は6.3kg。

再生周波数帯域は90Hz~21kHz +/-3dB、出力音圧レベルは96dB @ 2.83V/1M。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は1,650Hz。

REFERENCEシリーズの「R-50C」