ニュース

水月雨、平面磁界型ドライバ搭載イヤフォン「群星-STELLARIS」

群星-STELLARIS

地球世界は、水月雨ブランドの新イヤフォン「群星-STELLARIS(グンセイ ステラリス)」を2日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23,000円前後。

14.5mm径の平面磁界型ドライバーを搭載。平面磁界型ドライバーには、周波数応答範囲が優秀である一方、能率が悪いという欠点があるが、「欠点はあるものの長所も多い」として、Starfield後継機種への採用を決定。ドライバーの構造を改良し、独立したアコースティックキャビティをつけることで精確に共振周波数をコントロール。「大幅に線形歪みを改善することで、より自然な音色をもたらすことが可能になった」という。小型平面磁界型ドライバーの専門メーカーである中国TUÒ YIN ELECTRONICと協力して開発した。

群星-STELLARIS

7+7、合計14個のN52Hネオジムマグネットを使った、完全対称磁気回路を搭載。1Tに近い磁束密度を生み出し、「よりクリアな音質、より高いパフォーマンスを実現する」という。感度は117dB/Vrms(@1kHz)、インピーダンスは36Ω±15%(@1kHz)。再生周波数帯域は10Hz~50kHz。

振動板には、厚さ1μmのサブナノメートル振動板を採用。高精度なエッチング電気回路や振動板と平行している磁場を通して振動板を駆動する。高精度かつ、薄い振動板構造により、低い非線形歪みを実現。余計な共振を抑え、「クリアな音色と豊富なディテールをもたらす」という。

筐体には、Starfieldと同じ塗装処理を採用。光源の角度によって藍から紫へと変化し、独特な色を映し出す。ケーブルは着脱式で、2ピン端子を採用。入力プラグはステレオミニ。「金色の月、太陽、星などの美しいデザイン要素を加え、群星というテーマをデザインした」という。水月雨のMIS TIPと、SoftearsのU.C.イヤーピースが付属する。