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Amazon「風雲! たけし城」4月下旬配信。「沈黙の艦隊」実写映画化

イベントに登壇した木村昴(左)、谷隼人(右)

Amazonは、Prime Videoにて「風雲! たけし城」を4月下旬より順次世界配信開始する。また、かわぐちかいじによる漫画「沈黙の艦隊」の実写映画化し、9月29日より全国の東宝系にて劇場公開することが決まった。

令和に生まれ変わる「風雲! たけし城」

アマゾンジャパン Prime Video 日本オリジナルコンテンツ製作責任者 早川敬之

「風雲! たけし城」は、80年代にブームを巻き起こし、海外でも熱狂的なファンを生んだ視聴者参加型アトラクション系バラエティ番組。今回、34年ぶりにPrime Videoで蘇り、配信開始する。

かつて数多の精鋭たちが挑み、星屑のように散っていった難攻不落のたけし城。1,300人以上の応募者から選ばれた300人以上の挑戦者たちが、様々な仕掛けの施された難関ゲームの突破を目指し、たけし城を目指す。

水浸し、泥だらけになりながら行く手を阻む難所に体を張って挑む挑戦者たち。「筋書きのない挑戦者たちの本気と思わぬハプニングが、大きな笑いと感動を巻き起こす」としている。

挑戦者たちを全力で応援するカリスマ的存在の“攻撃隊長”には、オリジナル版から続投となる谷隼人が決定。さらに令和版には俳優としても活躍の場を広げている木村昴も“新・攻撃隊長”に任命された。

谷と木村はイベントにも登壇。昭和版から再び攻撃隊長となった谷は、「34年前(のたけし城)は40代のときでした。それが復活するということで、たけし城には本当に思い入れがあったので、今回声がかかって本当に嬉しかった。楽しくやりました」とコメント。

令和版で新攻撃隊長となった木村は、「僕は1990年生まれで、番組の世代ではないですが、(たけし城は)成長していく中で目にしたり耳に入ったりするような伝説的な番組で存じ上げていました。そんな番組で令和の新隊長として携われることを光栄に思いましたし、興奮しました。しかも、谷隊長と一緒にできるなんて。とても楽しかったです」と述べた。

また、撮影現場のエピソードとして、谷は、海外からの挑戦者が多く出演していることや、昭和と比較して女性参加者が増えていることも印象的だったという。木村は、昭和のオリジナル版の挑戦者が34年越しのリベンジに訪れていたり、当時の視聴者が子供と一緒に家族連れで挑戦している様子を見て、「34年という長い間、心に中にたけし城がずっと残っていて、今また挑戦できるという方が非常に多かったように思った」とした。

「沈黙の艦隊」実写映画化。9月劇場公開

Amazon Original 映画「沈黙の艦隊」ティザー映像

1988年から1996年まで講談社の週刊雑誌モーニングで連載されていたかわぐちかいじによる漫画「沈黙の艦隊」の実写映画製作が決定。Prime Videoが日本の劇場版映画を製作するのは初。

主人公 艦長・海江田四郎役を演じるのは大沢たかお。大沢は同作のファンであることから、防衛省・海上自衛隊との強力体制の構築や、かわぐちかいじへ企画プレゼンを行なうなど、自ら本作のプロデュースも務めるという。

監督は昨年劇場公開された「ハケンアニメ!」の吉野耕平。制作は映画「キングダム」シリーズや「銀魂」シリーズのクレデウスが担当。また、海上自衛隊・潜水艦部隊の映画撮影協力を得て、日本で初めて実際の潜水艦を使用。リアルな艦体とVFX技術との融合により、迫力の海中アクションを制作するとしている。

公開されたティザー映像では、「地球の70%は海だ。これほど広大な海を前にして、どうして人は争うのだろうか」という台詞のあとに、艦内の様子を鋭い目で見つめる主人公・海江田四郎が映し出され、緊張感が伝わる映像となっている。

なお、ティザー映像はCGが使用されておらず、実際の潜水艦艦内にて撮影。海に出るシーンも艦体にカメラを装着し、実際に動かして撮影したとのこと。

かわぐちかいじ コメント

大沢さんを中心にした俳優陣と撮影スタッフたちが、一丸となってこの作品に挑んでいる姿を現場で拝見しました。30年以上前に生み出したこの艦を、ふたたび世界へと航行させるために彼らクルーたちを頼りにしています。

左からアマゾンジャパン Prime Video ジャパンカントリーマネージャー 児玉隆志、大沢たかお、かわぐちかいじ、クレデウス代表取締役 松橋真三