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Acoustune、無酸素銅の音響チャンバーユニット採用した「SHO -笙- MKII」

「HS2000MX SHO -笙- MKII」

ピクセルは、Acoustuneブランドより、フラッグシップイヤフォン「HS2000MX SHO -笙-」のバリエーションモデルとして、音響チャンバーユニットやハウジングカラーを変更した「HS2000MX SHO -笙- MKII」を、2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は277,780円前後。1月27日から予約受付を開始している。

このHS2000MX SHO -笙- MKIIに搭載している新型音響チャンバーユニット「ACT05」も単体で同日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は154,000円前後。

ベースモデルのHS2000MX SHO -笙-は、独自のダイナミックドライバー技術を基軸とするAcoustuneが、過去の製品で培った技術と知見を、最新の設計思想をもとに、これまでの量産品では採用をやむを得ず諦めていた新素材、技術を投入して作り上げたフラッグシップモデルとして、2021年11月に発売された。

「HS2000MX SHO -笙- MKII」

今回のMK IIは、そんなフラッグシップモデルの開発初期段階を彷彿とさせるレッドとグレイのコンビネーションカラーに加え、OFC(無酸素銅)製のチャンバーボディを採用したACT05を搭載する。

新音響チャンバーユニット「ACT05」。単体販売もされる

新音響チャンバーユニットのACT05では、振動板に実績のある日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用ミリンクスコンポジットドライバーを採用するとともに、CNC切削OFCを試用した音響チャンバーボディとの組み合わせで、音響チューニングが最適化された。「これまで採用したチューニングの低音域ピークをさらに下げ、音場の横幅だけではなく奥行きの深さも演出し豊潤な音楽を奏でる」という。

再生周波数帯域は10Hz~25kHz、インピーダンスは24Ω、感度は110dB/1mW at 1kHz。

HS2000MX SHO -笙- MKIIでも、音響チャンバーを交換できる機構「Acoustune Capsule Technology(A.C.T.)」を継続して搭載。HS2000MX SHO -笙- MKIIは、HS2000MX SHO -笙-用の音響チャンバー交換の互換性が確保されているため、これまで発売されてきたオプションチャンバーユニットを、加工などなしにそのまま装着できる。

ケーブルはAcoustuneの新世代ケーブル「ARS100」シリーズを標準装備。オーディオケーブル専業メーカーと共同開発し、シルバーコートOFC線と極細OFC線のハイブリッドケーブルを16芯構造化した線材や、日本ディックス製Pentaconn Ear端子を継続して採用しつつ、イヤフォン本体色の一部と合わせたガンメタル色のコネクター部、スプリッター部、イヤフォンジャック部といった金属パーツ部分にも採用し、イヤフォン全体での調和をとり高級感を演出している。

ケーブル長は約1.2mで、プラグはL字の3.5mm 3極ステレオミニ。

イヤーピースは、SMPテクノロジーズ社製形状記憶ポリマー「SMP iFit」を素材として、ダブルウィング形状を採用した「AEX50」を同梱。サイズはXS/S/M/L/XL の全5サイズを各1ペアずつ同梱する。通常タイプのイヤーピースとしてAcoustuneイヤフォン開発でも使用されているリファレンスイヤーピース、AET07のリニューアルバージョンとなる「AEX07」、フォームイヤーピース「AET02」も付属する。

ケーブルを含めた重さは61g。キャリングケースなどが付属する。