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“ずんだもん”などのAIボイチェンに新キャラ「Seiren Voice 咲ちゃん」

「Seiren Voice 咲ちゃん」操作画面イメージ

ドワンゴとエーアイは、共同開発した声変換ソフトウェアシリーズ「Seiren Voice 咲ちゃん」を3月1日よりドワンゴジェイピーストア、A.I.VOICE Official shopにて発売する。価格は19,800円。無料の体験版も用意し、2月27日公開予定となっている。

Seiren Voiceは、ドワンゴの機械学習技術の開発・研究部門「Dwango Media Village」が独自開発した声変換技術。これまで結月ゆかりや、ずんだもんなどを提供している。動作環境はNVIDIA製GPUを搭載したWindows。

シリーズ第7弾となるSeiren Voice 咲ちゃんは、「鬼っ子ハンターついなちゃん」の準主役・高遠咲(CV:しののめ)の声を組み合わせたもので、誰でも「咲ちゃん」のはかなげで、どこか幼気さの残る少女の声に変えられるという。

音声認識(Windows標準機能)連携によるセリフの自動テキスト化、テキストと音声の書き出し機能などといった、動画制作に活用できる機能も装備している。

Seiren Voiceは、リアルタイム性ではなく自然で高品質な声変換に主眼を置き、音声を「音素」「音高」「発音タイミング」に分解し、それらのデータを基に目標とする人物の声をディープラーニングで再構築。従来の文章(テキスト)入力からの音声合成方式では難しかった間の取り方や抑揚など、制作者の意図に沿った細かい表現が可能となっている。