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AVIOT「音質・機能・デザイン、全てを満たす」骨伝導イヤフォン・Openpiece Elite
2023年3月16日 10:02
プレシードジャパンは、AVIOTブランドの新製品として「音質・機能・デザイン、全てを満たす」という骨伝導イヤフォン「Openpiece Elite」 を3月25日から順次発売する。予約受付は3月16日から。型番は「WB-E1」で、価格は21,890円。指向性ECMブームマイクを同梱した「WB-E1M」は23,870円。
どちらのモデルもカラーによって発売日が異なり、メタリックブラックが3月25日、チタニウムシルバー/ブロンズゴールドが4月下旬予定発売となる。
オープンタイプならではの軽い着け心地と高音質を両立したという骨伝導イヤフォン。骨を通じて音を振動として感じるため、耳穴を密閉せず、周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる。
最大の特徴は、高音質を追求し、ダイナミック型骨伝導ドライバーとバランスドアーマチュアドライバーという、異なる2基のドライバーを組み合わせた、ハイブリッド・ドライバー構成を採用した事。
骨伝導ドライバーの特性上、歪みの起きやすい中・高音域をバランスドアーマチュアドライバーによって補うことで、「全帯域においてバランスの良いナチュラルな音質を再現した」という。さらに、指向性の高いBAによる耳介直接放射により、音漏れも最小限に抑えている。
さらに、家や人の少ない屋外などで高音質で音楽が楽しめる「高音質モード」と、人の多い場所や周囲への音漏れが気になる時に使用する「音漏れ抑制モード」を用意。「音漏れ抑制モード」にすると、音量はそのままに音漏れを低減できるという。
Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC。対応プロファイルはA2DP、HFP、HSP、AVRCP。
耳全体を包み込むAVIOT独自の「モダンフィットデザイン」により、長時間使用でも疲れにくく、スポーツにも適したフィット感を実現したとのこと。
口元まで伸びる指向性ECMブームマイクも用意。物理的に外側からの音を軽減すると同時に、AIを活用したノイズキャンセル機能も備え、「周りの環境に左右されずクリアな音声を届けられる」という。着脱式であるため、音楽リスニングやスポーツなど、マイクが不要なシーンでは取り外して使用できる。なお、ECMブームマイクは「AC-BM1」(3,960円)として単品でも販売する。
スマホとPC、2台のスマホなど、同時に2台の端末と接続できるマルチポイント機能を搭載。最大12時間の連続再生ができ、約10分の充電で最大60分の再生が可能な急速充電にも対応。
充電端子はUSB-Cで、充電と指向性ECMブームマイクの使用も同時に行なえる仕様になっている。
雨や水しぶき、スポーツ時の汗にも強いIPX5相当の生活防水仕様。充電端子もキャップレス防水に対応。埃や塵、砂などが気になる場所では付属の端子保護用USBキャップで端子部分への侵入を防げる。
専用アプリ「AVIOT SOUND ME」も用意。高音質モードと音漏れ抑制モードの切り替えや、イコライザー機能、ゲーミング(低遅延)モード設定、GPSによる位置情報履歴の確認などが可能。
なお、昨年末に発売したAVIOT初の骨伝導イヤフォン「Openpiece Playful」の専用アプリ「AVIOT SOUND ME」のアップデートを、「Openpiece Elite」発売に合わせて実施予定。ユーザーから要望が多かったというイコライザー機能を新たに追加する。
音を聴いてみる
短時間だが、試作機を試聴したのでファーストインプレッションをお届けする。
ダイナミック型骨伝導ドライバー + BAドライバーというユニークな構成だが、その利点がサウンドにもそのまま現れている。
一般的な骨伝導イヤフォンは、その特性上、中高域がこもりがちで、不明瞭な描写になりやすい。しかし、Openpiece Eliteは、その弱点を高精細な描写のBAで補っているため、例えば「手嶌葵/明日への手紙」のような女性ボーカルを聴くと、声が非常にクリアで、サ行も鋭く描写される。伴奏のピアノも描写が明瞭で、その響きが広がって消えていく様子も見通せる。このクリアさ、明瞭さは、今までの骨伝導イヤフォンでは得られなかったものだ。
また、前述のように音の広がり・余韻も感じやすいため、開放的な気分で音楽が聴けるという特徴もある。運動やリモートワークで長時間装着する場合でも、音がこもらず、晴れやかな気分で音を聞き続けられるのは大きな利点と言えそうだ。
元サッカー日本代表 鈴木啓太をイメージモデルに起用
Openpiece Eliteのイメージモデルとして、元サッカー日本代表の鈴木啓太を起用。同氏は「すべての人を、ベストコンディションに。」を目標に掲げ、AuBを経営、実業家としても活躍している。
スポーツやビジネス、プライベートと忙しい日々を送りながらも毎日をアクティブに楽しむ彼を起用し、製品の利用シーンと共に、コンセプトである「忙しい人を、スマートに。」をイメージしたプロモーションムービーが作成された。