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Astell&Kern、A級アンプ採用ポータブルヘッドフォンアンプ「AK PA10」

AK PA10

アユートは、Astell&Kernのポータブルヘッドフォンアンプ「AK PA10」を3月24日より発売する。価格は89,980円。

Astell&Kernがこれまで培ってきたアンプ回路設計技術のノウハウを最大限活用した、Class-Aアナログアンプ(A級アンプ)を初めて導入。A級アンプは、最も優れたリニア出力を持ち、歪みや欠陥のない信号を増幅することで、柔らかくて暖かい、自然な音を提供するという。

このA級アンプは、消費電力が大きく、ポータブルオーディオ機器では設計が非常に困難だが、独自の回路設計技術により、ノイズを除去しながら消費電力を抑え、出力を向上させることが可能になったとする。

また、効果的な電源ノイズの除去、効率的なパワーマネジメント等を可能にする独自の「TERATON ALPHA」を搭載。歪のないA級アンプの自然で広がりのあるリニアなアナログサウンドを提供するとしている。

カレント(電流)を3段階設定でコントロールすることで、電流値に対するA級アンプの特性を強調。消費電力が大きいことによるバッテリー消耗の懸念についても、電流値のコントロールによって対応した。3段階のカレントコントロールオプションにより、ヘッドフォンやIEMの特性に合わせた音のディテールや濃密さの変更が可能になったとする。

ゲインコントロールはハイ/ローの2段階で切り替えが可能。バランス出力に接続した場合、ハイゲイン時で最大6.2Vrmsの高出力に対応する。

4.4mm 5極トゥルーバランス入出力をサポートし、高出力で鮮明な音の再生が可能。3.5mm 3極アンバランス入出力も対応し、音源ソースを最大限劣化させずに増幅して出力する為に、3.5mm入力時は3.5mm出力のみ、4.4mm入力時は4.4mm出力のみのトゥルー出力となっている。

片方のチャンネルのオリジナル信号の一部をミックスし、その信号を時間差で反対側のチャンネルに送り、音像を中央に定位させるクロスフィード機能を搭載。これによりスピーカーで聴くような自然なサウンドを可能にする。PA10のクロスフィード機能は、デジタルソフトウェアではなく、ハードウェア回路設計によって実現しており、原音の音質を損なうことなくクロスフィード効果が得られるとしている。

独自のアナログボリュームを装備。クロスフィード、ボリューム、アンプなど、オーディオブロックごとに電源ICを分けて搭載しており、各オーディオICに最適な電力を供給できるという。

DC-DC電源の干渉リップルノイズ(電源投入時に発生する波紋状のノイズ)を排除し、音と共に増幅されるノイズを最小限に抑えることができる。さらにノイズや電磁波がオーディオブロックに影響を与えないよう独自のシールド缶技術を適用し、アンバランス回路とバランス回路を物理的に分離する設計により、高出力ながらも低ノイズ、低歪化を実現させた。

電源には4,200mAhのバッテリーを搭載。A級アンプながら最大約12時間の連続再生を実現した。急速充電にも対応する。電池残量や充電の状態はステータスLEDで確認できる。

本体素材はアルミニウムとシリコン。外形寸法は73×23.3×140mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約325g。USB-Cケーブル、ラインケーブル、シリコンバンドなどが付属する。