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ヤマハ、再生遅延“0.004秒以下”音ズレを感じない演奏用ワイヤレスヘッドフォン

「YH-WL500」

ヤマハは、独自技術で再生遅延0.004秒以下を実現した楽器演奏用ワイヤレスヘッドフォン「YH-WL500」を5月に発売する。価格は49,500円。

ミュージシャンのために特別に設計したとする楽器演奏用ワイヤレスヘッドフォン。ギターアンプやマルチエフェクター、電子楽器などのヘッドフォン端子に台座部(トランスミッター)を接続するだけで、楽器に最適化されたサウンドで、ワイヤレスで手軽に楽しめる。

トランスミッターとして機能する台座部
ヘッドフォン本体

標準的なBluetooth接続のヘッドフォンの再生遅延は約0.1秒から0.2秒程度とされており、シビアなタイミングが要求される楽器演奏において許容できる遅延ではないため、楽器演奏用には不向きとされてきた。

そこで、Yamaha Guitar Group, Inc.のブランド「Line 6」が長年培ってきたワイヤレス技術とヤマハのオーディオ技術を結集し、独自の高速ステレオワイヤレス通信技術を開発。再生遅延わずか0.004秒以下という超低遅延を実現したという。

これにより、「演奏のタイミングや感触を損なわず、有線接続したヘッドホンと遜色のないストレスフリーなワイヤレス演奏体験をプレーヤーにもたらす」としている。

ヘッドフォン本体はセミオープン型を採用し、長時間の演奏でも疲れにくく、演奏に没頭できる。入力端子として3.5mmステレオミニジャックも備えている。

またBluetoothも使用可能で、音楽を再生しながら自分の演奏を同時に聴くことができるため、伴奏に合わせて練習したり、好きな楽曲に合わせながら演奏するなど自由に楽しめる。Bluetoothのバージョンは4.2、コーデックはSBCに対応する。

トランスミッター側の入力端子は3.5mmステレオミニ。給電はUSB-Cで、最大消費電力は2.55W。

ドライバーは40mm径ダイナミック型。周波数特性は20Hz~20kHz。連続再生時間は約9時間。充電時間は3時間。重量はヘッドフォンが315g、トランスミッターが400g。3.5mmステレオミニケーブル(2m)、6.35mm変換プラグ、USB-C to Aケーブル、ACアタッチメントプラグなどが付属する。